健康とは何か?~私が考える5つの定義
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
今回は「健康とは何か?」について私の考えをお話いたします。みなさんは「健康の定義」をお持ちですか?
WHO憲章では「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」と定義されています。
関連リンク:世界保健機関憲章
『完全な良好な状態』とありますが、完全がどの程度を意味するのかは個人差があるような気がします。ここは皆さんの解釈にお任せしたいと思います。
人それぞれ健康という言葉の認識や定義に違いがあるかと思います。健康産業に従事している私ですが、ふと自分の考える健康とはなんだろうか?と思い、私なりの健康の定義を考えてみました。
- 体がきちんと機能する状態
- 感情のコントロールができ、精神状態をいつでもニュートラルに戻せる状態
- 物事の認識と判断が適切に行える状態
- 疾病や病弱の状態から回復できる状態
- 社会との調和が取れ、共存ができる状態
それぞれをもう少し詳しく解説していきましょう!
①体がきちんと機能する状態
私たちが生きていく上で、体の機能がきちんと働くことが必要です。呼吸、体温調節、水分調節、血液循環、摂食消化、排泄、運動、睡眠など生命を維持するために休まず体は機能しています。その最小単位である細胞一つ一つがその役割をしっかり担うことで健康な状態と言えるのではないでしょうか。
②感情のコントロールができ精神状態をいつでもニュートラルに戻せる状態
喜怒哀楽は付き物です。自分に対して、他者に対して、物に対して、社会に対して様々な感情を抱きながら日々生活をしています。感情が、つまり精神状態が体に負担をかけてくることは皆さんも経験があると思います。その時に、大きく揺れた感情が平静を保てる状態に戻すことができる状態が健康なのではと考えます。
③物事の認識と判断が適切に行える状態
取得した情報を正しく理解し、自分の頭で取捨選択の判断ができる。置かれた環境の中でどのように考え行動することが生命維持に繋がるのか思考できる脳の状態を持つことが健康と言えるかもしれません。
④疾病や病弱の状態から回復できる状態
疾患や病気と無縁な人はほぼいないでしょう。今まで生きてきた中で何かしらの疾病に罹られた経験はあるはずです。現在生きている以上、それらを克服してきているのです。そこには回復するという本来備わった力が存在している訳で、それが十分発揮できる状態が健康であると私は考えます。
⑤社会との調和が取れ、共存ができる状態
この世に生を受けて以降、どこかの社会に所属をします。家族、学校、会社、街、国など歳を重ねるにつれて関わる社会は変わりますがその中で生涯暮らしていきます。所属する社会の中で同じく存在する他者と調和を取り、共存できる状態にあることも健康といえるのではないでしょうか。
人それぞれの健康の定義があって良い
私は5つの健康の定義をしてみました。中には重複する箇所もあるかもしれませんが、健康という言葉を改めて良く考える機会になりました。つまりは、
「変化に対応でき、置かれた環境の中で生き抜く力のある状態」
が健康であると定義付けました。時を経て再度考えてみたら、また違った言葉で健康を表現することになるかもしれません。みなさんの「健康の定義」は何ですか?ぜひみなさんの考える健康を聞かせて欲しいです。
今日のブログがそのことを考える機会になってくれたら嬉しいです。健やかな一日をお過ごしください。