睡眠トラブルを訴える方が急増中!~コロナ疲れの影響あり
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
この1ヶ月ほど、睡眠トラブルを訴える方が急増しました。特に多いのは下記です。
- 「寝起きの悪さ」
- 「途中で目が覚める」
- 「とにかく眠い」
です。睡眠がうまくいかないと1日損した気分になりますし、仕事や勉強など効率が悪くなります。夏から秋へと季節の変わり目でもあり、夏場の疲れがドッと出てくる時期なので、少しでも長く寝たい気持ちですよね。それにしても例年と比べると睡眠トラブルが多いように感じます。「睡眠障害」という言葉をGoogleで検索してみると、3200万件もヒットしました。それだけ悩んでいる方が多いということでしょう。
睡眠障害も様々あります
では、どのような睡眠障害があるのでしょうか?
- 不眠症 入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害
- リズム障害 概日リズム睡眠障害
- 呼吸障害 睡眠時無呼吸症候群
- 過眠症 ナルコプレシー・特発性・反復性
- 身体疾患・精神疾患に合併した不眠
- むずむず脚症候群・周期性四肢運動障害・睡眠時随伴症(夢遊病・夜驚症・悪夢・レム睡眠行動障害)
みなさんの良く知るところの症状もあれば、何やら難しい、聴き慣れない症状もあります。その中でも不眠のカテゴリーについて私の見解をお話します。
よく物事を考える人に多い『入眠障害』
先ずは入眠障害。なかなか寝付けない方の傾向として、よく物事を考える人に多く見られます。朝起きた時から寝る直前までずーっと考え事をしています。「あれしなきゃ!」「この問題をどう解決しよう?」と緊張度の高い事柄や長引く悩みなどストレス過多になっています。きっちりと物事をやり遂げた完璧主義で真面目な人に見られます。
逆に、明日は待ちに待った遠足の日だ!と眠れない夜を過ごした経験がある方も多いはず。明日楽しみにしていたイベントがある!といって興奮で眠れないパターンもあります。いずれにしても神経とホルモンが大きく関与しています。
途中で目が覚める『中途覚醒』
途中で目覚めてしまう中途覚醒。ぐっすり寝たかな〜と思いきや意外にもあまり長い時間眠っておらず、深夜に目覚めて、まだこんな時間⁈なんてこともありますよね。本来ならば覚醒まではいかず、また深い睡眠に入るのですが、なぜか目覚めてしまう。もう一度眠るのですが、それからは度々目覚めてしまう。これも二度寝なんです。朝起きてもう一度寝ることが二度寝だと思われるかもしれませんが、深夜に中途覚醒してまた寝たら二度寝です。
二度寝をすると、目覚めた時に体がだるいと感じることが多いです。一度起きた体ですから、その後は活動モードに入っていきます。しかし、活動したいのにまた休めるようにしたら、体からしたらベクトルがチグハグです。これも神経とホルモンのバランスが関係しています。
今年2020年はコロナ渦の影響
季節の変わり目だから睡眠トラブルが出ているのでは?と前述しましたが、私はそれだけではないと見ています。コロナ禍の影響です。
今年の初めから新型コロナウィルスが徐々に蔓延し始めて、感染者数の増加を毎日テレビやネットで見てきました。どのような経緯を辿ってい感染するのか、得体の知れない未知のものに対する不安と恐怖を抱きました。感染拡大を防ぐためにマスク着用、手洗いの徹底、外出を控えるなどをいつも以上に行わなければならない緊張もありました。
4月になると緊急事態宣言が発令されて不要不急の外出を控えて今まで経験したことのない状況の中、日々の生活を送りました。一旦は感染者数は減ったものの、その後も増え続け、毎日感染者数を見聞きし、いつ終焉を迎えるのか定かではない状況が続いているので、今でも不安や恐怖、緊張は継続して心に持ち続けています。
そうは言っても、このストレスも長引けば疲れが出てくるわけで、約半年過ぎたあたりから体に出始めているように思えます。こんなことを仰った方がいました。
「先日、沖縄に行ってきました。最初に感じたことは、地面が柔らかい!東京の大地がいかに硬くなっているか思い知らされました。みんなの緊張が大地にまで伝わっているって。そんな地面の上で生活しているわけでしょ。それは緊張しますよね〜」
正直、コロナ疲れが原因ですよ。精神的な疲労なので、体はどうしたいかと言うと頭を休めたいのです。だから寝たいのです。ぐっすり眠って爽やかな目覚めで1日を始めたいものです。
次回は眠りに関するホルモンのお話をいたします。