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細胞と語り合う紳士のお話~深く身体を観察し細胞まで意識

体の声を聞こう!というフレーズをよく耳にします。常日頃から体と向き合っていれば体の変化にも敏感になりますが、日々の生活に追われて、自分の健康状態を省みることを忘れがちです。

目で確認できる・触れてわかる情報くらいなら気付かれる方もいるでしょう。一歩踏み込んで、筋肉の強張り、呼吸の変化、胃腸の動き、鼓動など体内のこととなると、しっかり把握できてるかな?となるのでは?

今回は、深く身体を観察し細胞まで意識されている紳士のお話をご紹介します。みなさんにもこの感覚を身につけていただきたいです。

左手親指の打撲から細胞と問答開始

打撲してしまいました。かなり痛い思いをしたのです。その衝撃たるや壁に穴が開くほど。左手は大変な状況となっています。ここから細胞との問答の始まりです。

紳士「この状態は大丈夫なのか?ダメなのか?」

細胞「う〜ん、微妙。もう少し待ってほしい。今確認中。」

このやりとりが幾度となく繰り返されました。紳士はどうしたものか?と次の回答があるまで待ちました。

紳士「これは病院へ行くべきか?」

細胞「今、脳とたくさんの細胞たちと会議中!修復するために、誰をそこ(患部)に、どれだけの人数を行かせるか話あってるから!病院に行くべきか知らせるから待って。」

「真っ先に修復に当たった細胞たちから脳に状況報告があり、脳がそれを判断して、応援が必要か否かをやっているんだね」

と紳士は語ります。数日後、左手にあざとかさぶたができ始めました。

細胞「大丈夫!」

と返答があったので

紳士:「自然に回復するのを見守ろう。」

と決めたのです。

「一生懸命そこを修復しているよ!という結果をあざやかさぶたで私にわかるように示してくるんだよ。もうここまできたら一安心と細胞が教えてくれたから触ってみると、痛みがない状態にまで回復していたよ。」

紳士:「良くやった!ありがとう。」

と紳士は細胞たちに労いの言葉をかけました。

「細胞は『今集中工事をしているよ』『あともう少し!』『終わったよ!』ということを、痛みやあざやかさぶたで知らせてくれるんだから大したもんだ。私の細胞たちの仕事っぷりがよくわかるし、進捗状況も明確でしょ。うちの社員もよく働いてくれたもんだ。」

笑みを浮かべながら、優しい表情で手をさすりながら語ってくれました。

この紳士は素晴らしい感性の持ち主です

自分の体でありながら客観視できている。私たちの脳の素晴らしいところであります。体に寄り添い、声を聞き、危険かそうでないか問答を繰り返しながら、人手(医師や治療家)が必要か否かを適宜判断する。この感性を磨いていくと、いち早く体の異変に気付けるようになり、未病の段階で予防ができるのです。

痛みや症状があるとどこかで、「なんでこんなに痛いんだ!痛みのせいで事が上手く進まないよ!ほんと困るよ!」なんて思うようにいかないことを痛みのせいにしていませんか?

痛みは敵ではありません

体を守るため、あなたの生命を守るために、動きを制限して、状態の悪いところにエネルギーを注げるように知らせてきているのです。そんな時は、休める時間を多くする、活動レベルを下げることが必要です。そうすれば自然な力で治癒に向けて細胞は一生懸命やってくれます。

見て見ぬ振りをしてやり過ごすのではなく、無理しすぎだよ!気をつけないと病気になるよ!という声をしっかり聞いて、その忠告を真摯に受け止めてみてください。

そうすると、すごい力を発揮してくれるんですよ。私たちの体は。

やっぱり不安と思う方がほとんどでしょう。いつでもいらしてください。解決方法はありますし、直接お伝えいたします!

「う〜ん、自分の感性ももっと磨かねば!」という思いでした。

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