1ヶ月前より腰痛に悩まされている50代男性〜原因は血液不足
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
今回は原因なく痛み出した腰痛に悩む方のお話です。
9月中旬より気温も下がり次第に秋の訪れを感じる今日この頃。晴れた日の青空は気持ちよく、過ごしやすくなってまいりました。
一方で、訪れる患者さんの体には疲れが見え隠れしていて不調を訴える方が多いです。冷えに注意して睡眠の質を上げるように心がけてくださいね😊
〜1ヶ月も腰痛が続く??
今回の男性の腰痛ですが、1ヶ月前に突如深くしゃがめなくなり、同時にお尻、腰、背中が痛み出し、動作が困難になってしまったのです。
特に心当たりはなく、あまりの痛さに辛い日々を過ごしていました。
体を前に倒すことができず、下着やズボン、靴下を履くのはこの上ない困難の極みであり、どうしたものかと困り果てていたのです。
日頃から健康管理はしっかりしていて、それでも腰痛になったのですから、がっかりされたことでしょう。自分なりにストレッチをして緊張を和らげたり、お風呂に浸かって温めたり、食事に気を遣ってみたりと様々な取り組みをしたのですが、気持ち良く回復に向かいませんでした。
腰痛や肩凝りなど痛みが出てから、「そのうち良くなるでしょう」と経過観察をされる人は多いです。それで落ち着く場合もあるのですが、様子を見たばかりに却って悪化や慢性化させてしまう人が結構います。
以前にも書きましたが、痛みは「治したいよ〜」というサインです。その時に適切な対応ができるかどうかで予後が大きく変わります。
〜いったい何が原因??
実際にどの程度の動きができるか確認したところ、前屈は60°位で痛みが発症し、靴下を履く動作はつま先に手が届かず痛みでその姿勢を持続できません。筋肉を触ってみると、背中はガチガチで特に腰からお尻にかけては強い緊張が見られます。「あまり動かしたくな〜い」と体が訴えているのでしょう。
そうさせる原因は腰やお尻にあらずでした。
彼の場合、大腸と脳に問題がありました。この2箇所に血液不足を起こしていたのです。
体を動かす時に血液は筋肉内にたくさん送り込まれます。栄誉と酸素が送られることでエネルギーを産生し使い続けることができます。
しかし、筋肉よりももっと優先して血液を送り込まなくてはいけない場所があったとしたら、先ずはそこに血液を供給するのは想像できると思います。
大腸や脳は血液を豊富に必要とする器官です。脳や内臓で全体の約70%の血液量が必要ですので、その一部に血液不足を起こせばその部分の機能は低下してしまいます。
ですから、彼の体の中では、「筋肉よりも先ず大腸や脳でしょ!」となっていて、そのことを筋肉に表現して知らせてきていたのです。
〜緩める施術
こわばった筋肉を緩めるために筋膜へアプローチしました。全体的に緊張傾向でしたので筋膜の動きを良くすることで体に柔らかさを取り戻し、全身の循環がスムーズに行き渡るように調整しました。
すると、先程とは動きが違い、動作がしやすくなり始めました。そして大腸や脳に血液が巡るように神経にアプローチして施術を終えました。
少しの痛みは残すものの可動域は上がり、血色も良くなられて安心感が見られます。誰しも1ヶ月も痛みが続けば不安にもなります。
〜ジワジワと体に負担をかけてくる
一言で言えば「疲れ」です。新型コロナウィルスの影響で4月から自粛生活が始まり、環境が大きく変化しました。常にコロナのことを念頭に置く行動を余儀なくされていますから精神的な緊張状態は続き、在宅ワークによる運動不足など体への負担が大きくなりました。
数ヶ月その状態が続けばやがて疲れが不調となって現れてきます。季節の変わり目もあり先月からあちこちの不調を訴える方が多く訪れます。
少しでも不調や体の変化に気づいたら、放置せずに対応されることをおすすめします。「そのうち…」と思っている間に悪化させないようにお過ごしくださいね😌
しつこい腰痛お悩みの方、なんか不調とお気づきの方はお気軽にご相談ください。