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ギックリ腰が急増中~冷房の影響やストレスなど今夏の施術例を元に原因を一部ご紹介

みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。

まだまだ暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?この2週間でギックリ腰になる方が急増中です。夏の疲れが腰に出てきているのでしょう。原因があるものと原因がなく突然痛み出すものと個人差があり、起き上がりが大変であったり、前屈みが辛いといった症状を訴えてきます。

置かれている環境にもよりますが、年齢も20代から70代と実にさまざま。起こしやすい時期があったりするのですが、今年はこの時期に来ましたね。ギックリ腰というと、重い物を持ち上げた時にグギッというイメージを持たれる方が多いと思います。動くにも動けない。動かそうものなら激痛が走り、恐怖すら感じます。

重い物を持って…と原因がはっきりしている場合は外傷なので筋肉や関節を痛めてしまっています。傷が入っているので、当然動かせば痛いですし、体も動かしたくない!と動作に制限をかけてきます。しかし、それといった原因が見当たらないのに同じような腰痛になることがよく見られます。みなさん、こう仰います。

  • 「なんかグキッていきそうな感じがして…」
  • 「腰がグラついてる感じがして…」
  • 「急に張ってきて…」
  • 「腰が怖い感じがして…」

そのあと数時間から数日中に動かすのも困難な腰痛に見舞われます。しんどいです。今回、この原因不明のギックリ腰(急性腰痛)についてお話します。なぜこんな腰痛になったのだろう?と不可解であり不安な気持ちになります。しかし痛みが出る以上、そこには何かしらの原因があるわけです。この夏に私が施術した例を元にその原因(一部)をお伝えします。

冷房の影響で腹に力が入らず腰が不安定に

毎年、冷房の影響で不調になる方は多いのですが、今夏は7月まで涼しい日が続き、8月になりいきなり猛暑が訪れました。当然体温調節のためにも冷房は欠かせません。しかも、コロナ禍ということもあって、家の滞在時間は長くなり外出しての活動量が減りました。そのため代謝機能が下がり、冷えやすい体へと変化していきます。夜も冷房をつけたまま休むことがほとんどですから、一日中体は冷やされた状態。そうなると、体の芯に冷えが入り込み、内臓機能が低下します。腰痛発症前に下痢や便秘、食欲不振など消化器系のトラブルがあった方が多かったです。それでも夏と言えば冷たい飲み物!という感覚があるため更にお腹を冷やすことに。

このお腹の冷えが腹部の力を落としていきます。私たちは動作の始めに、腹圧を上げて背骨を安定させる筋肉が働き、バランス良く動くような仕組みになっています。つまり、お腹周りのインナーマッスル(腹横筋や多裂筋など)がしっかり働くことでお腹を締め、体幹が安定するから腰に負担なく動けるのです。

腹に力が入らず腰が不安定なまま、しかも運動不足気味になっていれば、次第に腰の筋肉にいつも以上の負荷がかかり始めて、限界!となった時に痛みを発症します。

冷えによる血行不良で緊張状態となり睡眠の質が低下

寝ている間に冷房をつけているため、体は冷やされてしまいます。冷えると血管は収縮し血行不良を引き起こします。体熱を外に逃がさないためです。睡眠は体の修復時間ですから、穏やかに満遍なく血液を巡らせて疲れた箇所を回復させていきます。しかし血行不良を起こしていれば、欲しいところに血液量が足りなくなると誰しも想像がつくのでは。朝方足がつって痛みで飛び起きると言う方も多いです。特に体が緊張状態で寝ているとそうなりやすい。睡眠の質が良くないのです。

そういう方の体を見ると、『後頭部がズレていたり浮腫んでいる』ことがよくあります。そこを調整するだけでも睡眠の質が上がり、ぐっすり眠れたと言います。枕に触れる部分ですし、後頭部に不具合が出ていれば寝心地が悪いな〜と体も思うのでしょう。

ストレスや生活習慣など原因は多岐に

コロナ禍でストレスを感じている方は多く、体がこわばり続けているのも一因です。在宅ワークですと家が職場になり、ON-OFFの切り替えが難しくなります。また普段仕事でいない、学校に行ってていない家族がずっといることによるストレスもあります。オンラインの使用量増加に伴い、ネット環境で人と会えると言えども、リアルに会って話すのとは大きく違います。直接人と会えないストレスも負担になってきたりします。

ストレスはすぐに体に症状として出てこないことが多く、数週間〜数ヶ月後に不調として現れてきます。こんなストレスはありませんでしたか?と聞くと、みなさんが「あります」「ありました」と答えます。気づかぬ内にじわじわとやって来るのがストレスです。これも限界に達した時に体に表してきます。ストレス以外にも、姿勢の問題や生活習慣が原因であったり、隠れた感染症や毒素の影響などもあり、原因は多岐に渡ります。

それぞれの原因に合った施術を行い回復へと導きます

原因は十人十色なので、アプローチ方法も各自違ってきます。ただ、どの患者さんにも共通してこれだけは先ず治しておこう!というものはあります。骨盤のある骨を調整するのですが、それだけでも痛みが和らぐ人は多いです。そこからそれぞれの原因に合った施術を行い回復へと導きます。

1回でかなり改善する人もいますが、数回施術が必要な人がほとんどです。それは再発予防も視野に入れて取り組むからです。腰痛経験者の8割が一年以内に再発をするというデータがあります。その8割に入らないためにも回復した先が重要なのです。

冷えが良くないとは言ったものの、熱中症には十分気をつけなくてはなりません。冷えと上手に付き合うためには、下記のように暑さを健康的に乗り切ってください。

  • 適度に動いて汗をかく時間をつくる
  • 温かい飲み物をこまめに飲む
  • 湯船につかる
  • 腹巻をして寝る
  • オンオフのメリハリをつける

ギックリ腰や腰のトラブルでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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