ウイルスに立ち向かえるか?〜グルタチオンの重要性
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
緊急事態宣言も徐々に解除される方向に向かいそうですが、コロナウイルス対策はどのようにしていますか?
国が推奨するマスクの装着、手洗いうがい、手指消毒はほとんどの方がされているのではないでしょうか。日々の行動としての対策は定着していて、街中を見てもマスクをしていない人はほとんどいません。商業施設や建物の入り口には消毒液、体温検出装着は当たり前になっています。
外側での対策はバッチリでも、「体内における対策をなされていますか?」と質問された時に回答できる何かはありますか?
どんなに外側からのウイルスの侵入を防いだとしても、体内環境が弱っていたり乱れていてはウイルスへの抵抗力は下がってしまいます。
そこで、ウイルス対策として大切な体内成分の一つである「グルタチオン」についてご紹介します!
〜グルタチオンとは?
グルタチオン(Glutathione, GSH, Glutathione-SH)は、3つのアミノ酸(グルタミン酸、システイン、グリシン)から成るトリペプチドです。私たちの体にとても重要で強力な抗酸化酵素であり、ウイルスに対抗する作用も強いです。
今まさに体に必要‼️だと思いませんか?
主な働きは、・抗酸化作用 ・抗炎症作用 ・解毒作用 ・抗ウイルス作用など他にも体に大切な役割を担っています。活性酸素(フリーラジカル)による酸化を防ぎ、炎症を抑えてくれます。そして体内に入った毒素を排出する手助けをする有名な働きがあります。
ウイルスに対抗する作用がありますが、直接的と言うよりは間接的に働きかけ、免疫システムの再構築を行ってくれます。活性酸素を無くそう!と言われてから長いですが、その代表として挙げられる栄養素がビタミンCやE、亜鉛・銅・マンガンなどです。
その他にもポリフェノールやフラボノイドなども有名です。ワイン🍷やチョコレート🍫にその成分が含まれていて、抗酸化のために飲んでる〜食べてる〜という話もよく聞きます😁
ただ、グルタチオンの存在を知ると、これは注目しなければ❗️という気持ちになりませんか?私はかなり意識していますし、グルタチオンを増やし活性化するように取り組んでいます👍
〜グルタチオンの重要性
グルタチオンの重要性を示す研究はたくさんなされていて、新型コロナウイルスとの関連を示す論文も出てくるようになりました。
2020年4月にロシアの研究で、ある論文が発表されました。それは「新型コロナウイルス感染の重症と致死の主な原因にグルタチオン欠乏の可能性が高い」という内容です。
新型コロナウイルス感染の軽症者と重症者を比較した時に、重症者のグルタチオン濃度が低く、酸化ストレスが高いということが指摘されました。つまり「新型コロナ重症患者のグルタチオン濃度は欠乏傾向」と結論付けられたのです。
また、これまでに何百もの研究により、グルタチオンが他の多くのウイルス性疾患に効能があり、感染する際に重要な役割を果たしているということが証明されています。
「グルタチオン欠乏はウイルス感染の一つの原因である」と言われています。グルタチオンに関する記事の中で、一般の風邪(ライノウイルス)からインフルエンザ、エイズ・HIV、A型B型C型肝炎、DNAウイルス、RNAウイルス、レトロウイルスやその他のウイルスまでグルタチオンとの関連性が研究により明らかにされています。
簡潔に言うと、研究されたほとんどのウイルスは、グルタチオン量が低い環境で酸化ストレスが高いところで繁殖するということです。下記のサイトからグルタチオンに関する多くの論文記事が閲覧できます。
これから多くの研究がなされてその効果が解明されていくことを期待して止まないです‼️ グルタチオンの欠乏を知ると新型コロナウイルス感染について、なるほど!と思うことがあります。
次回に続きます😊