腕を上げると肩関節が痛い40代ヨガインストラクター〜原因は幼少期のストレスにあり!
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
今回ご紹介するのは右肩関節痛です。
右腕を横から上げると90°位でゴリゴリ音がして右肩関節に痛みがあり、腕立て伏せの時に体を持ち上げる動きでも痛みが出ます。
そう言う彼女はヨガインストラクターをしており、サーファーでもあります。ヨガのパフォーマンスにも影響があり、サーフィンのパドリングの際にも痛みが出るため困った様子でした。
お話を聞いていくと、学生時代に本格的に新体操をしており、右肩の酷使は相当なものだったそうです。ボールや棍棒を高く投げる動作は右腕を使い、前転する時は右肩から回るため、右側の負担は相当だったと語ります。
現在はヨガインストラクターとして活躍中で、生徒さんにポーズを示すにも右肩が痛くて無理をして行う状況ですから、ますます負担はかかります。
趣味のサーフィンでも水を掻く度に痛みを伴いますので、パフォーマンスにも影響するし、100%楽しめないですよね。使わなければ痛みはないのですが、動かす度に痛みが伴うとなると、気持ちも凹んできます😞
整形外科でレントゲンを撮って調べたところ、右上腕骨に変形が生じていて棘のようなものができて石灰化していると診断されたそうです。
お仕事のヨガに支障を来しているので、なんとかして欲しい…というのが彼女の心情でしょう。
〜ゴリゴリ、パキパキ、痛い💥
実際に動かしてもらうと右腕を横から上げていき90°〜120°のところでゴリゴリ、パキパキという音(クリック音)が離れていても聞こえるくらいで、痛みが出ると力が抜けてしまうような動きが見られました。
右肩は左側と比べて前側に巻き込んだ状態で、三角筋のボリュームも少なくなっています。そうなると肩の動きは正しい位置での関節運動ができないため、関節を構成する骨や靭帯、筋肉に負担がかかります。
おそらく彼女の場合、新体操での動きが右肩に繰り返し負担をかけ、特に上腕骨への負荷が大きく変形せざるを得ないところまでいってしまったのだろうと予測はできます。
果たして、それが真の原因なのでしょうか?
〜幼少期の経験が右肩に関与⁈
詳しく調べていくと、右肩関節の前側にある靭帯に問題があることがわかりました。この靭帯が内側(胸方向)に縮んでいて、上腕骨を前内方に巻き込むようになり、関節の位置がズレた状態になっていました。
では、なぜそうなったのか?
その靭帯に小学校低学年の時のストレスが関係していました。その頃彼女に妹ができたそうです。それまで一人っ子として育てられてきた彼女からすると、妹ができたことで親の関心は妹に向けられ、やきもちをやいたのです。
親としては分け隔てなく対応しているつもりでも、子供からすると妹に取られた!という気持ちになり、親に対する不満や寂しさを抱くことがあります。
本人としては、妹ができた!というくらいの頭の中の記憶なのですが、その時に感じた感情が体には記憶されているというケースがよくあります。余程強烈な負の感情でない限り忘れてしまうことがほとんどです。
〜感情解放をしました
優しい手技で体の緊張を取り、右肩関節の靭帯にある不満という感情を取り除きました。感情を取り除く⁈と言うと何やら怪しい治療?と思われがちですが、これにはきちんとしたテクニックがありますので補足しておきます☺️
本人は、まさか原因がそこにあるとは思わず、ヘェ〜といった感じでした。確認のためにもう一度右肩を動かしてもらいました。
右腕は痛みなくスッと上がり、腕立て伏せをしてもらっても痛みなく行えました。ただ、ゴリゴリ、パキパキは残りました😅
不思議そうな面持ちと痛みから解放された安堵感が表情に出ていて、穏やかな顔に変わったのが印象的でした。
数日後、彼女からご報告があり、ヨガを痛みなくできた!と嬉しい知らせを頂きました😊
感情と体は密接な関係にあります。大なり小なり持続的に負の感情を抱くことになると、体を使って心の負担を伝えてきます。ただ、時間差で出てくることが多いです。
原因もなく、症状が出始めたらストレスが関与していることもあるので、2〜3ヶ月前の出来事を回顧してみるとそこにヒントがあるかもしれません😌
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