夜尿症に悩む小学1年生女の子〜ストレスを取り除き抗利尿ホルモン分泌を回復
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
今回はおねしょ(夜尿症)に悩む、小学1年生の女の子のお話です。
幼少期におねしょの問題を抱えていた方もいらっしゃるでしょう。お泊り保育や学校行事のキャンプなど、親元を離れてお友達と寝食を共にする機会に、恥ずかしさや不安な気持ちになります。
なかなかオムツを外せないとなると、自分は赤ちゃんのままだ…なんてネガティブな感情を持つ子もいます。社会生活に慣れていくためにも、親としては心配の種になったりします。彼女は毎晩おねしょをしてしまい、就寝時にオムツが外せないでいたのです。
下垂体後葉のトラブル
下垂体後葉は脳下垂体の一部で、抗利尿ホルモン(バゾプレッシン)と、子宮収縮ホルモン(オキシトシン)を分泌する器官です。今回問題になったのが抗利尿ホルモンです。このホルモンは腎臓での水再吸収を促す役割があり、尿の生成と大きく関係してきます。彼女はそこに細菌とストレスの影響を受けていて、ホルモンの分泌が下がっている状態でした。
幼少期に何かしらの影響で感染した細菌が下垂体後葉に負担をかけ、また母親に対するストレスにより、腎臓からの再吸収がうまくいかず尿量を増やしたのです。
起きている間は他のことに集中しているので、体の反応はそこまで出ませんが、睡眠中は体の不具合を修復・調整する時間となるので、体の奥に隠れている症状や心の状態を表に出してきます。その時に、おねしょという形で彼女の体は訴え続けていたのですね。
母親に対するストレスと聞くと、子育て中のお母様は「はっ!」としてしまうかもしれません。しかし、成長過程において様々な感情や考え方を子供自身の中で育てていくため、コミュニケーションをとってお子様の気持ちを表現させてあげることが大事だと私は考えます。
ストレスを取り除きホルモンの調整
子供の施術はとても優しい手技で行います。 私がお母様のかわりにお子様の気持ちを聞いて心の整理をしてもらい、溜まった感情を解放するように促します(お子様がケラケラ笑いながら楽しくお話して頂けるように努めています)。そしてホルモンの調整を軽い手技で促して施術を終了いたしました。今回1ヶ月に1回で、3ヶ月間ご様子を見させて頂きました。
1回目の施術で毎日だったのが半分になり、 2回目の施術で週1回あるかないかまでになりました。3回目の結果はまた来月になります。彼女も自信を持った表情に変化していき、「もう大丈夫!」と満面の笑みでお話してくれました。おそらく次回は克服していると思っています。
お子様が自信を取り戻し、元気に過ごす姿を見るととても幸せな気持ちになりますし、元気をもらいますね^ ^。
おねしょ(夜尿症)、尿漏れ、頻尿などの膀胱のトラブルでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。