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外傷後の姿勢の歪みに悩む50代女性~原因は仙骨のズレと延髄の神経伝達トラブル

みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。

今回は臀部を痛めた後から姿勢に歪みが出た女性への施術をご紹介します。

以前、サーフィン中に尻もちを何度も繰り返し尾骨を痛めた女性の記事をあげましたが、その方の続報となります。

関連記事:サーフィン中に尻もちをついて打撲(50代女性)〜回復に影響する乱れた神経機能を改善

尾骨の痛みは1回の施術で取れて無くなって、通常の生活を過ごすことができていました。しかし、4週間経過した最近になり体の歪みが気になり始めたそうです。

確かに姿勢をチェックすると、頭が右へ変位し、右肩は下がり、お尻が左に出た状態で歪んでいました。痛みや症状は出ていないものの、明らかにバランスが崩れています。

ケガの後、それまで患部をかばってきた結果、骨格や筋肉のバランスに乱れが生じて体が歪んでしまうことがよくあります。患部は良くなったのに、「何となく他が痛くなって…」とか、「今度は◯◯が痛み出して…」と訴えてきます。

私たちの体は、患部を先ず治したい一心で最適な姿勢を取ろうとします。例えば腹痛の時に背中を丸めますよね。これは疼痛緩和姿位と言って、体が楽になるように自然とその姿勢になるのです。

何が彼女の体を歪めたのでしょうか?

原因は仙骨のズレと延髄の神経伝達トラブル

検査をしてみると仙骨が右に傾いた状態でした。体幹の土台となる仙骨が傾けば、その上にある背骨も歪み、その先の頭の位置にまで影響を及ぼします。では、何故仙骨がズレたのか?

尻もちをついているので仙骨にも外力が加わりその衝撃で歪んだ、またお尻の痛みをかばう姿勢で歪んだと想像するのは容易です。 彼女の場合、前回の施術以降、痛みなく通常どおり生活できていた為、それだけではないのでは?と考える訳です。

また、延髄は生命活動や運動と大きく関係する脳の一部ですが、そこが夏の暑さや気温の変化の影響で疲れ、神経伝達が上手く行われていない状態になっていたのです。延髄は体と頭を繋ぐ重要な場所ですから、そこの機能が低下してしまうと体を歪みにも関係してきます。

神経の通りを良くする施術後は姿勢の歪みが改善しました

弱った神経を手技で機能させ、伝達をスムーズにして施術は終了です。姿勢を確認してみました。頭の位置、肩の高さ、お尻のズレが正しい場所に戻り、スッキリして楽に立てるようになったと仰っていました。

今ある状態を理解する上で、様々な角度から体を観察して、見極める事が大切であるという思いで施術に取り組んでおります。

原因がよくわからず、お一人で悩むことなく私たちにお話を聞かせくださいね。お力になれる事がありますので!

体の歪み、骨盤の歪みでお悩みの方、骨盤矯正をしたいという方はお気軽にご相談にください。

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