右足首関節を捻挫し腰痛も発症(40代女性)〜患部には一切触れず回復を促す手技で施術
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
今回は右足関節捻挫でご来所いただいた症例をご紹介します。
長〜い時間正座した後に立ち上がった際に、バランスを崩して右足首を捻ってしまいました。その時「バキバキッ!」と音がしたと彼女は言います。
これは靭帯を痛めたな〜と思いました。
受傷4日後にご来所いただいたのですが、右脚を軽く引きずるような感じで歩いていて、右足首から甲にかけて腫れた状態でした。痛みは引きつつあるものの、まだ治ったとは到底言えない状態です。
念のため骨折も疑います。しかしその兆候は見られませんでした。
右足首をかばって歩くため、腰痛も出ていました。ケガをすると患部を守るために他の部位が総動員となって回復の手助けをします。いつも以上にエネルギーを使うのでその影響が必ずと言って良いほど出ます。
どこを痛めたのか調べていきました。
前距腓靭帯と遠位前脛腓靭帯が損傷
右足関節部を調べていくと、晴れ具合や場所、痛みの箇所から前距腓靭帯と遠位前脛腓靭帯に傷が入っているとわかりました。
関節があらぬ方向に行かないように留めておくバンドの役割をする靭帯。ここに傷が入れば不安定になりグラグラです。そのため右膝下から足首まで張った状態になっていました。
その影響が大腿部→股関節→腰と波及して、腰の筋肉も硬くなっていたので腰痛になるのも理解できます。
患部には一切触れずに回復を促す
足首の回復を促すポイントに手技を行い、影響のある他の部位(下肢や腰)を優しく緩める施術をして終了です。
「腫れが引いてる!歩くのもとても楽です!」
回復力が患部に及んだと実感しました。期間からすると患部はかさぶたを作っている状態です。早く治したい一心で、ご自身でグイグイ押したり、グルグル回したりしてしまう方がいます。かさぶたですから、傷をイメージすればわかりますよね。剥がせばまた出血してしまい、傷の治りは遅れます。
適切なタイミングに適切な処置ができれば、体は素直に、かつスピーディーに回復に向けて力を発揮します。痛みもケガも一緒で、体の声を聞く習慣を身につけると、回復に向けて全力で頑張ってくれますよ。
今回は専門的な内容となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました^ ^
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