すべり症による腰痛で悩む50代男性〜頭蓋仙骨療法と神経促通で痛みを解消
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
今回は腰の疾患である「すべり症」が原因で、この3ヶ月間腰痛がなかなか改善されないという会社経営の男性への施術をご紹介します。
腰痛が再発し3ヶ月腰痛が続いている状態
「重いギターケースを持ち上げた時にカクッとなり、その直後から腰が痛み出しました。起き上がり、座ってからの立ち上がり、長時間座っていると左のお尻が痛く、歩いていると右のお尻も痛くなってきます。」
「整形外科でレントゲン検査を受けたところ、すべり症(以前からあり)と腰椎と仙骨の間が軽くヘルニアになっていて神経を圧迫しているようだと言われました。痛み止めを服用し、平行して以前からお世話になっている鍼治療をして少しは落ち着いたのですが、あまり芳しくない状態です。」
約5年前にひどい腰痛になり、その時にすべり症とわかりました。薬と鍼治療で落ち着いたのですが、9月にギターケースを持ったことで再発。この3ヶ月腰痛とお付き合いしてきたのです。
検査をしてみると、背中の筋肉の盛り上がりに左右差があり、上半身の後屈に制限があり、上体を右に回しづらくなっています。さらに足の親指の硬さに左右差があり、左股関節を深く曲げると腰からお尻にかけて痛みがあります。お腹は少しポッコリしていて体幹が上手に使えていないことがわかります。何事においても30分位するとしんどくなってくるのでは?と尋ねると、「そうなんです…辛くなってきてしまいます…」と困った面持ちで答えられていました。さて、原因は重い物を持ったことなのでしょうか?
確かに重い物を持った負荷がきっかけになったかもしれません。しかし、普段ならば十分対応できる重さなのにどうして?と疑問が残ります。すべり症にフォーカスしてみましょう。腰椎すべり症は主に第5・第4腰椎に多く見られ腰椎が前方へ偏位する症状です。背骨のアライメントからズレた状態になるので、腰回りの筋肉に負荷をかけてくるため、腰痛を伴うこともしばしば。映像で確認したところ、彼は第4腰椎が前方にすべった状態でした。すべり症とはいえ腰痛のない時期もあったわけで、果たしてそれが原因なのか?と疑います。そもそもすべり症になった原因は何なのか?ということです。
メンタルストレスが関与
ストレスが原因になっている症例はとても多いです。前回のブログも同様でした。
彼の中に潜在的な「恐れ」の感情が存在しました。その感情エネルギーが腰の神経に負担をかけていたのです。その大元は小腸で、そこにも同じ恐れの負担がかかっていました。いわば内臓がストレスでくたびれた状態ですから、お腹に力が入りづらくなり腰を安定させるシステムに支障をきたした訳です。そうなると重い物を持った時に、うまく体(特に体幹)を使えずに腰に過度な負担がかかります。その時にグキッときてしまいます。昨今の状況から仕事が激減し、経営者として将来に対する不安と恐れというストレスがあり、腰とお腹でその辛さを知らせてきたのです。実はこの「恐れ」、今に始まったわけではありませんでした。
若かりし頃に何かあったのでは?と質問したところ、彼は確かに思い当たる節があると。その頃から腰の神経と小腸に負担をかけ、さらに腰の靭帯にも負担がかかり始めました。靭帯が少しずつ緩み出し徐々にすべった結果、5年前にとうとう症状として現れてしまいました。いくつもの要因が重なって今回の腰痛になってしまったということです。
感情解放と神経促通を施す
一連の原因を理解してもらった上で、頭蓋仙骨療法を使い、感情解放(感情による体への負担を和らげる)を行いました。
関連リンク: 頭蓋仙骨療法
感情が落ち着いたところで手技により神経の通りを良くして施術を終えました。動きを再チェックしたところ、痛みはなく、反らす・ひねるの動きも可動域が増していたので、「えっ⁈すごく楽になってる‼️」と驚かれていました。施術後に見せるみなさんの笑顔にとても癒されます。
Sounds Scanで潜在的な感情が視覚化
物理学の世界では感情もエネルギーとして捉えられ計測可能となっています。Sounds Scanを使うと潜在的な感情が視覚化されるので、原因を紐解く一つツールで大変重宝しています。
関連リンク: Sounds Scan
過去に受けた大きなストレスは、体のどこかにその記憶を感情エネルギーとして残していて、同じような気持ちを抱いたり、ストレスを受けたりすると体を守るためにセンサーとして働きます。体を知れば知るほど良くできているな〜と感心してしまいます。たくさんの症状と向き合ってくると、痛みや症状が出ている場所は結果であって原因が別のところにあることの方が多いです。
なんで痛くなったのだろう?どうしてこの症状が出たのだろう?いつまでも治らないのはなぜ?と思われている方は多いことでしょう。その答えを導き出すお手伝いをしますので、メールを送ってくださいね。
すべり症や腰椎ヘルニア・脊柱管狭窄症といった腰部の疾患やしつこい腰痛でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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