子供を肩車してギックリ腰になった子育て中の40代女性~尾骨・左顎関節・両膝の下にも痛みを発症
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
今回は我が子を肩車した時にギックリ腰になってしまったお母様のお話です。
子供は肩車が好きですよね。普段の視線にない高さを知る喜びでしょうか。肩車されている子供の楽しそうな表情を見ると私はほっこりします。
普段はお父さんの役目の肩車。この時ばかりはお母さんが肩車をする事になったのです。 子供を持ち上げて肩に乗せた瞬間、腰にアレ⁈という違和感があったと言っていました。
時間の経過と共に腰が痛み出し、2日目頃から強い痛みに変わり、動作するにも痛みが出るようになってしまったのです。それだけではありません。以前よりある尾骨の痛みも増し、さらには両膝の下も曲げると痛い、左顎も痛いと満身創痍だと訴えています。
当研究所を訪れたのは発症後5日目。腰の痛みは引いてきていたものの、痛みと張り・違和感を残した状態です。またその他の症状はしっかり残っています。
以前にも触れましたが、おさらいです。
外傷の場合の回復パターンについて
外傷の場合は回復パターンがあります。受傷後2〜4日で痛みのピークを迎え、その後は徐々に痛みが引いていきます。彼女の場合、5日目には痛みが軽減していたので回復は順調とみます。
しかし、尾骨や両膝の痛み、左顎関節の痛みは、ギックリ腰きっかけでむしろ出てきた症状なので別の要因があると判断しました。
それぞれの痛みの原因とは?
①尾骨
どうやら幼少期に尻もちをついたようで、その古傷が残っていました。そして育児へのストレスも影響しています。
②左顎関節
延髄に疲労が蓄積していて、機能が下がっていました。その根底に日頃のストレスが関与していて機能障害を起こしています。また左下の歯にも問題が生じていて、無意識に食いしばりを起こし、左顎関節に多大な負荷をかけることになったのです。
③両膝の下
肩車をして持ち上げり際に大腿部前面の筋肉に負荷がかかり、強い緊張が残った状態です。大腿部前面の筋肉は膝下の脛骨前面に付着するため、そこに引っ張られるストレスがかかり曲げる度に痛みが出るのです。
特に尾骨や延髄といった体の正中にある部分が不調ですと、全体的に機能が乱れやすく回復に影響が出やすいです。そうなると体はどこから治したらいいの?と困惑してしまいます。
一箇所のアプローチで全身の機能を上げる
仙骨の一点に圧を加えて体全体の神経機能を上げました。その後、緊張した部分を手技で緩めて施術を終えました。
立ち上がってチェックしてもらったところ、腰の痛みはなくなり、姿勢が改善され、顎や尾骨の痛みも改善されました。両膝の痛みは少し残りましたが、さほど時間もかからず回復するでしょう。
一つの外傷がきっかけで、様々な症状が出てくる場合があります。このような状態の時、体は心身共に疲弊して悲鳴をあげているのです。特に体は痛みという方法で私たちに知らせてきます。
「わずかな痛みでも見逃さないで!その時にしっかり対処するのが健康への近道ですよ!」
と皆様にお伝えしています。私たちの体は素晴らしい仕組みで成り立っています。
「全てはあなたの命を守るため」
なのです。ギックリ腰や関節の痛み、顎関節症でお悩みの方はお気軽にご相談ください。