顎関節症に悩む30代女性~原因はストレスの影響による三叉神経のトラブル
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
今回は口が開けづらい顎関節症にお悩みの女性への施術をご紹介します。
顎のトラブル、結構いらっしゃいます
- 口が開きづらい
- 開ける時にカクっとする
- 顎を動かすと痛い
と訴えてきます。
- 硬いものをグッと噛んだ時に痛める方
- 食いしばりがきっかけでなる方
- スポーツで痛める方
- ストレスで顎に負担がかかる方
など原因はさまざまなです。顎の調子が悪いと、食べることが困難になり食事が楽しくなくなります。また話す時も口が開けづらいため、滑舌が悪くなり話すことが億劫になります。
口が開かないだけでストレスになりますよね。それだけ顎の機能は重要だということはお分かり頂けると思います。さて、彼女の顎関節症の原因は何なのでしょうか?
寝てる間に 歯をくいしばってます!
「朝起きると顎が固くなっていて、朝食を食べるのが大変!」と仰っています。また首や肩こりも強く感じています。ご自身は寝てる間に歯をくいしばっている可能性を自覚していました。
朝起きた時から首や肩が凝っていると感じる方は、寝ている間にくいしばったり歯ぎしりしている可能性は高いです。歯医者に行くと、
- 「奥歯がすり減っている」
- 「歯が欠けている、亀裂が入っている」
と言われたことはありませんか?寝ている間にダメージを受けるほど歯に圧力をかけているのです。これ、かなりの力です。顎に負担がかからない訳がないです。では、なぜそんなにくいしばるのか?です。
三叉神経にストレスの影響があった!
よく調べてみると、脳神経の一つである三叉神経に“プレッシャー”というストレスがあったのです。どうやら小学生の時にプレッシャーのかかる出来事があったようで、くいしばって乗り越えてきたのでしょう。
20代前半で歯の食いしばりを自覚するほどで、それを記憶していると教えてくれました。現在、キャリアアップのために資格試験が数週間後にあり、猛勉強中とのことで、プレッシャーを感じていたのです。
三叉神経は顎の動きと大きく関係する神経ですから、顎周辺の筋肉に影響を与えてきます。私たちの体は、過度なストレスを受けると、耐えられない時のためにストレスサインを出す場所を決めるようです (私の施術経験上の見解です) 。
ストレスがかかると体はそれに対抗するように神経やホルモンが働き出します。しかし、強烈なストレスや持続的なストレスがかかると、体が対抗に疲れて「かなり厳しい状態です!」と訴えてきます。その時に訴える場所を「ここにします!」と決めて私たちに知らせてくるのです。
彼女の場合、三叉神経がその役割を担い、食いしばりを引き起こし、顎関節に負担をかけ、顎を固くして開けづらくしていたのでした。
もう一つの原因が聴覚! 左耳あたりの緊張が 近くの顎にも影響
三叉神経だけではなかったのです。口を開けてもらった時に左顎がカクっとしていました。両方の顎関節に問題があったのですが、左の方が症状が強いことは検査済みでした。
もう一つの原因が左側頭部にあったのです。 左側頭葉が疲れた状態で、ここは聴覚と大きく関係するところ。彼女にこう聞いてみました。
「電話する時、左耳を使いますか?」
「左側に上司がいますか?」
すると、
「はい!そうです!」
やはり。
彼女は左耳で情報を得ることが多く、左側頭葉をより使いやすい環境だったのです。そうなるといつも左耳あたりは緊張しやすい状態にあるので、そのすぐ近くの顎にも影響が出てきます。調べるのはここまでにして施術しました。
20秒ほどの施術で顎関節が緩みました
突然彼女が、
「今、顎が一気に緩みました!自然にしてたら口がパカっと開きそうです!」
顎関節が緩みました。施術法はあえてここでは書きませんが体験されるとわかります。 柔和な表情になり、とても眠そうでした。目標を達成するために一生懸命なされているのだなぁとわかります。応援してますよ!
顎関節症でお悩みの方はお気軽にご相談ください。歯科医師にご協力も頂いておりますのでご安心くださいね。