膝の痛みにお悩みの50代女性〜副腎機能の改善と神経機能の促進で痛みを解消
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
今回は、2ヶ月経過しても膝の痛みが治まらない50代女性の症例をご紹介いたします。
膝の痛みは立ち仕事を始めたのがきっかけ
2ヶ月も痛みが続くとなると、回復パターンに乗っていないな…と私は考えます。損傷度にもよりますが、筋肉や靭帯などの軟部組織であれば3週間程で修復が終わり、機能回復も含めると約2ヶ月と見ています。
この女性は3ヶ月前から立ち仕事に従事することとなりました。それ以降左膝が痛み出し、ひどい時では正座が全くできない状態までになったとのこと。
来院時は正座はできるようになっていましたが、長時間座った後の立ち上がりや階段を降りる時に膝に痛みが出ると訴えていました。また、周囲の方から「最近疲れてる?」とよく言われているそうです。
痛みが長く続けば、心身共に疲弊してしまうのもよくわかります。動く度に痛みを感じるようですと、意識がどうしても膝に行ってしまい、頭の中は常にそのことを考えているようになってしまいます。正直しんどいです。
原因は副腎髄質ホルモンにあった
運動検査をすると痛みが誘発できました。また合わせて左股関節も痛みを感じるとも訴えます。ここから原因を掘り下げていきます。
まず左股関節の深部筋である外閉鎖筋を約2ヶ月半前に痛めたと判明。さらに追究すると、副腎髄質の機能低下があるとわかりました。副腎髄質はアドレナリンという代謝を上げるホルモンを分泌する部分です。このホルモンの低下が体のエネルギー力を下げてしまい、回復へのスイッチが入りづらい状態にさせていました。
そして、運動調整機能のある小脳の働きが下がっており、動作時の細かい運動調整がうまくいっていなかったのです。こうなると左股関節は不安定になり、また運動調整も不具合を生じているため、左膝に大きな負担をかけることになったのです。
アドレナリンが低下すると元気が出づらくなるので、「最近疲れてる?」と言われたことも理解できます。
ホルモンにスイッチを入れる施術
副腎機能を上げる手技を施し、小脳からの神経伝達を促進する調整をして施術は終了。先程まであった立ち上がり時の膝の痛みは消失し、彼女はホッとしたご様子でした。
3週間後に再来院いただき、状態をチェックしました。施術以降、動作時の痛みはなく過ごせていたとのこと。左膝に少し捻りが入ると外側に違和感があるとご報告頂きました。左大腿二頭筋腱に問題を残していたので、そこを優しい手技で施術をおこなったところ、全く違和感なく、左膝がスムーズに動かせる!と仰っていました。
どんな症状でも、患部だけに原因があるケースはとても少ないです。「根本原因を見つけ回復への道筋を立てる」これが私の取り組む施術です。
膝の痛み、膝の靭帯損傷、変形性膝関節症、慢性疲労でお悩みの方はお気軽にご相談ください。