突然首が回らない…急性頚部痛(40代女性)~原因はコリや張りではなかった!
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
本日、突然首が痛み出し回らなくなった、40代女性のお話をします。
寝違え、ギックリ腰ならぬギックリ首、むち打ちなど突然首に強い痛みを発して動かなくなる経験をした方もおられるでしょう。どこが痛くても辛いのですが、首の痛みは頭に近いためか不快指数も高いです。
彼女は6日前に突然首が痛み出し、翌日には首が左に回すことができなくなり、夜も眠れぬ程の痛みに悩まされました。当研究所が休診だったため、いくつか治療院に行ったそうです。思うような改善が見られず、休診明けにこちらに駆け込んでいらっしゃいました。
見てすぐにわかりました。これはひどいと。顔を動かすことができず、私に視線を向ける程度の動きしかできないほど首が固まっていました。どの程度動かせるかチェックしましたが、左はわずかに向けるだけで、普通にていても痛そうです。
心当たりは?と尋ねましたが、本人もよくわからないと仰っていました。ここから原因探求です。
原因はウイルス感染⁈
左の首の筋肉がかなり硬くなっていましたが、なぜそうなったのでしょうか?詳しく調べると、上咽頭にウイルスの影響があるようです。それが左首の神経にも存在しているようでした。
念のため、口内炎ができましたか?と聞くと、「はい、できました。」もしや手足口病では?と疑い、手足を確認しましたがその兆候はありませんでした。
感染症が疑われる場合は、病院へ行くようにお伝えします。一見、ただの関節や筋肉の痛みでも、感染症が原因で発症していることもあるからです。みなさんも熱が出る前に節々が痛くなる経験はあるのでは。
それをただの首の痛みや腰痛、筋肉痛だから様子みようといって放置してしまうケースも見かけます。場合によっては、すぐに病院に行かなくてはならないこともありますので、覚えておいてくださいね。
彼女の場合、全身症状はなく、日常生活に支障はあるものの、普段通りの活動はできていたので、回復に向かっている様子です。
免疫機能をあげるようにアプローチ
触れる程度の優しい手技で免疫機能にスイッチを入れて、神経機能を上げる施術をして終了しました。
首の確認をしてもらうと、向けなかった左側に首が動くようになり、痛みもほぼない程度に回復していました。安心したのか、表情がかなり和らいであおました。
首肩が痛い、腰が痛い、脚が痛いなど筋肉や関節に痛みがあると、解消したくてついついほぐしてもらいたくなる気持ちはよくわかります。しかし、時と場合によっては、症状をひどくさせてしまう場合もあります。数日経過しても痛みが全く変わらない時は、専門医への相談が必要です。医療機関にかかるという判断もお忘れなく。
突然の首や腰の痛み、寝違え、ギックリ腰、関節痛などでお困りの方は、ぜひご相談ください。