朝伸びをしたらギックリ腰になった30代女性〜お腹の血流を回復し冷えを解消
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
昨日、朝起きて伸びをしたら、ピキッ!となってギックリ腰になった30代女性が来所されました。
立ち上がるにも座るにもギクッ!と痛みが走り、足裏に軽い痺れを感じていました。出勤途中でお腹が急に痛み出し、トイレへ駆け込む一幕もあったと言います。
彼女はギックリ腰が初めてで、もう何がなんだかわからない状況とのことでした。
「楽な姿勢はありますか?」という質問に、立っていれば痛みはないと言ったので、第一関門はクリアです。
その後、排泄は正常ですか?という質問に、トイレに駆け込むのは一度切りでその後は正常ですということで、第二関門クリアです。
痺れが気になります。痺れの経過を聞くと、左足裏に軽く痺れが残っていますと回答がありました。となると「神経症状」は疑わなくてはなりません。
今回のように、「伸びをして痛めた」という原因がある場合は外傷と見るのですが、念のため詳細を聞いて、重篤な症状がないか見極めます。稀に、即病院へ!というケースもあるからです。
情報を得たところでギックリ腰に至った原因を調べてみました。
冷えが原因でお腹の力が抜けていた!
膀胱と大腸が冷えていて、その影響が左骨盤の動きを硬くさせていました。そうなると左腰の動きに影響して、伸びた時に腰の深部筋に過度の負担がかかり、筋肉を痛めてしまったのです。
急に寒くなると私たちの体は縮こまります。寒い時の姿勢を思い浮かべみてください。肩が上がり背中を丸くして寒さを凌ぎますよね。この時に骨盤も内側に入ってきます。そうすると骨盤内の血流が下がり、内臓も冷えてきます。
その結果、お腹に力が入りづらくなり、自分が思い描く動作に対して、対応が遅れてしまい、筋肉に過度なストレスがかかります。こうして腰を痛めたりすることがよくあります。
お腹の血流を回復させることが第一!
膀胱と大腸の血流を回復させるために、血海というツボに刺激を入れました。それから骨盤の可動性を上げる簡単な体操をして施術は終了です。立ち上がってもらうと、
「あれ⁈ すんなり立てました。痛くないです!足の痺れもありません!」
立ったり座ったり、寝て起きてといくつかの動作をしてもらい、腰の具合を確かめてもらいました。
「あんなに痛かったのに、今は普通に動けます。」
なんだったんだろう?とキョトンとした目をしていました。痛みはなくなったものの、筋肉は痛めているので、回復に数日かかることをお伝えしました。
お腹の冷えがきっかけで、腰を痛めたり、風邪をひいたりすることがあります。今の時期はお腹を温めることがとても重要です。
みなさん!腹巻をしましょう!
ギックリ腰、寒さで体調が優れない・体調不良の方はお気軽にご相談下さい。