「しつこい咳」の回復方法~冷えによる内臓機能の低下が原因の場合
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
今回は「しつこい咳」をテーマについてお話します。
8月に入ってから、喉を痛めてしつこい咳に悩まされる方が多く見られます。夏風邪の一種だと思われますが、この時期の風邪は長引きますよね。
患者さんのお話を聞いていても、
「喉の調子が悪くてね〜」
「声が出なくなって〜」
「一度咳が出ると止まらない」
「咳がなかなか治らない」
といったお声をよく耳にします。
病院に行って薬を飲んでもあまり改善が見られず、ほとほと困惑気味で、体力も落ち、この暑さに参ってしまっているご様子に心痛みます。さて、原因は一体何なのでしょうか?
多岐に渡る原因が潜んでいる!
喉の痛みやしつこい咳に悩んでいる方を施術して感じることは、原因が実に多種多様であること。
その中でも多いのは、冷房による内臓の冷えです。梅雨が明けて一気に気温が上昇し、冷房の使用頻度が高くなったので、全身が冷えた状態になりやすい。おまけに薄着、冷たい物の摂取など冷やす機会は多々あります。
そうは言っても常温でいることも熱中症の心配もあり、なかなか冷やす環境から抜け出せないことも事実です。
ここからが本題。
冷えによる内臓機能低下と姿勢について
冷えにより内臓機能が低下すると、内臓はグッタリした状態になります。特に下腹部にある臓器に顕著です。例えば、膀胱や大腸たち。
私たちは疲れると、座りたい!横になって休みたい!と思いますよね。これら臓器がグッタリすると、内臓が休んで欲しい!と訴えてきます。
そうなると下腹部に力が入りにくくなり姿勢が崩れてきます。背中が丸くなれば肺も圧迫がかかり呼吸器に負担がかかります。
呼吸器に負担がかかれば、酸素の入りも低下して酸欠状態に陥りやすくなるため、細胞のエネルギーが不足する事態になります。免疫も下がり回復力が落ちることもご理解頂けると思います。
内臓機能を上げて姿勢改善の施術で回復に勢いをつける!
上記のようなケースの場合、機能低下している内臓を特定して手技により機能向上を促します。それから姿勢改善の施術をして回復に向けてアシストします。1回で済むこともありますが、数回の施術が必要な場合が多いです。
しっかり健康を立て直すことが大事ですし、この時期に健康を取り戻しておくと、次のシーズンを迎える時にスムーズに移行するようになります。
今回は下腹部の臓器と姿勢についてお話しましたが、多種多様だけにこれだけではありません。菌やウイルスの影響、アレルギーによるもの、呼吸の仕方が関与するもの、メンタルストレスが起因しているケースなど、一つの症状でも様々な原因が存在します。これらについては、また別の機会にお話いたしますね。
喉の痛み、しつこい咳、喘息でお悩みの方はお気軽にご相談ください。