梅雨に首から肩が痛くなる60代女性〜古傷の回復を促す手技と軽い牽引で歪みを調整
みなさん、こんにちは! JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
今回は梅雨時期になると肩が痛い!という60代女性の方の症例です。
「先生、この時期になるといつも右首の付け根から肩、背中にかけて痛みます。動かすとグキッて感じで動かすのが怖くて…」
季節の影響で痛み出す話はよく耳にします。当院にも季節の変わり目や梅雨時期になると痛みを訴えて来院される方が増えます。
毎年ともなると、痛みで季節の変化を先取りされる方もいて、すごい感性だなぁなんて関心してしまいます。実際に気象医学という分野があるくらい季節と体は密接です。それもそのはず、地球という自然環境の中で生きている私たちですから、影響を受けて当然です。
自然環境と体の深〜い関係は別な機会にお話するとして、早速原因についてお話しましょう!
小学生時代に負った頭の傷が原因だった
運動検査をしたところ、首を曲げるにも回すにも「痛!」という感じ。これは生活するにもとても不快です。現在の状態を元に深く調べていきました。すると、小学校2〜3年先頃に右側頭部をぶつけた時の傷が残っていると判明。その影響で右顎関節のズレ→頚椎3番のズレ→腰痛3番のズレ→仙骨のズレとかなり歪んだ状態でした。
左に坐骨神経痛もあるとのことで、長年歪んだまま生活をされてきて、体のあちこちに負担をかけ続けてきた結果、多くの症状が出てきたのです。ご自身の中で忘れてしまっている些細なケガでも後々体に影響してくるケースはたくさんあります。
施術後に首肩は痛みなく動かせるように
古傷の回復を促すための優しい手技と軽い牽引による歪みの調整で、痛みなく動かせるようになり坐骨神経痛も改善しました。彼女に「3週間後に来て下さい」とお伝えして施術は終了です。古傷が原因の場合、一度で全て解決といかないケースが多いのも事実。それだけ「人の体に歴史あり」です。
一つ一つ原因を丁寧に取っていくことで再発を予防できるだけでなく、その方が持つ真の健康を導き出すことが可能になります。些細な痛みまで放っておくことなく、しっかり向き合ってあげると体は応えてくれます。
皆様の抱える症状と向き合い、原因を徹底的に追究し解決へと導くことが私の使命です。
季節の影響による痛み、原因のわからない痛みや症状でお悩みの方は、ぜひご相談下さい。