腰痛にお悩みの50代女性〜膀胱・S状結腸のズレを調整し痛みを解消
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
今回は腰痛にお悩みの50代女性への施術をご紹介します。
2ヶ月前から腰の痛みが続いている状態
「腰痛が出てから2ヶ月なのですが、特に骨盤辺りに鈍痛というか違和感が続いています。これといった動作で出るわけではなく、何かの時に痛いと感じる程度なのですが、違和感がずっとあります。動かすと鼠蹊部の中がコキコキ音がしてそれも気になります。」
最近腰痛を訴える方が多くなってきました。寒暖差が激しく季節の変わり目に入り体への負担も大きくなってきています。特に冷えの影響を受けやすくなるため、腰と限らず肩こりや首の痛み、頭痛やめまい、胃腸の不具合など、様々な症状が出てきます。
彼女はこれといった原因はないと言います。そうとなると段階的に腰痛を発症するようになったと推測されますし、もしかしたら今回は、季節の影響を受けているかもしれません。お話から気になる点が3つありました。
- 2ヶ月という期間
- 動作が不特定で骨盤に痛み
- 鼠蹊部でコキコキ音がする
ここから彼女の腰痛を紐解いてみましょう。
気になる点①:2ヶ月という期間
今から2ヶ月前となると8月下旬の発症です。今夏の残暑の厳しさが続いていたこともあり在宅での仕事も多く冷房の効いた部屋で過ごす時間も多かったでしょう。その後も改善することなく腰痛が続いたとなると、9月前半の涼しさやその後の暑さのぶり返し、さらに気温の急降下と寒暖差の激しい時期と重なります。そうなると神経系は疲れやすくなるため、それと関連する箇所に影響がいくと考えられます。
気になる点②:動作が不特定で骨盤に痛み
前屈みになる時が痛い、しゃがむと痛い、立ち上がりが痛い、歩くと痛いなど特定の動作で痛みが出るのであれば原因を特定しやすいです。しかし、歩く時にたまに痛むこともあれば寝ると痛む時もあるし、いつ痛くなるのかわからない状態ですと、何かで痛めたとは考えづらいです。患者さんも原因がわからないと言うので尚更です。しかも、骨盤の後ろに痛みを感じるとなると、腰より少し下の部分になりますから、骨盤部でのトラブルと予測します。
気になる点③:鼠蹊部でコキコキ音がする
股関節を動かした時にコキコキ音が聞こえるのは確認できました。どうやら股関節のどこかに引っかかりが生じていて音を出しています。また股関節をある角度にもっていくと、詰まる感じや違和感が強く出ます。鼠蹊部辺りで何かしらのトラブルが生じていると考えられます。
原因は膀胱・S状結腸のズレ
腰痛の原因は、鼠蹊部の動脈硬化と膀胱・S状結腸のズレです。寒暖差の影響で骨盤内の血管に負担がかかったこと、夏の疲れから下腹部の力が抜けやすくなり骨盤内の臓器、今回は膀胱とS状結腸が弛緩して下方へズレていました。
彼女の痛みは左側に出ていたことから、左側にある血管や臓器が影響していたことは合点がいきます。下腹部の力が抜けるとなると、腰の負担は大きくなりそれをかばうように、股関節にも負担がかかりやすくなります。その結果、左股関節に硬さが生じてコキコキ音に繋がったのです。
内蔵を調整し臓器の位置を戻す
『起通解流整体』の中に内臓の調整も入っているので、それを使い正しい位置へと戻しました。その後股関節を動かしてみるとコキコキ音は無くなっていました。またいろいろな動作をしてもらいましたが腰痛もありません。
関連リンク: 起通解流整体
今回のように、内臓の位置異常から腰痛を発症するケースはよくあります。こと夏から秋にかけて急に気温が下がったりすると、発汗が減る分、お小水で水分調節をする頻度が高くなるため泌尿器に負担がかかります。その疲れから膀胱の位置がズレることがあり、そこから体のバランスが崩れて腰に負担をかけてくるのです。腰痛の原因はこれだけではないですが、この時期によく見かけますので、下腹部の冷えにはご注意ください!
腰痛でお悩みの方はお気軽にご相談ください。