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足首の痛みに悩む30代バレリーナ〜原因はストレスによる回復力の低下

みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。

今回は、5日前に突如として左足首が痛くなってしまったバレリーナのお話です。

「左足に体重がかかって蹴り出す直前に足首に激痛が走るようになってしまいました。特に内外両方のくるぶし周辺が痛くて、原因はよくわかりません。5日前の朝、起きて足をついた時にガーン💥ときて以来痛いんです。」

このままだとバレエのレッスンもままならないので何とか治したい。もどかしい気持ちが伝わってきます。原因不明なので何がどうなったのだろう🤔と彼女は思ったことでしょう。

いくつか運動検査をしたところ、つま先が上がる角度で痛みが出ます。踏み込みもその角度になるので背屈動作に問題がありそうです。

関節可動範囲を見ると明らかに左足首の背屈が硬くなっていることがわかります。特に腫れたりはしていませんが、ここが痛いでしょ!と押すと「痛い💥😣」と声を上げました。

痛みがある以上、原因はあります。彼女の足首の痛みは何が引き起こしているのでしょうか?

〜腱に傷が入っている

詳しく調べていくと、前脛骨筋の腱が傷んでいました。つま先を上げる時にメインで働く筋肉でスネにあります。その腱が足関節の前面を通るのでつま先を上げる動作で傷に負担がかかっていたのです。

では、なぜ傷が入ったのか?

バレエの動きは足首をよく使います。繰り返し使うことで疲労も蓄積しますし、微細な傷も入ります。本来ならばきちんと修復されていくのですが、回復が上手くいかないと傷を残したままになります。

では、何故傷の回復がなされなかったのか?

さらに調べていくと恥骨に問題がありました。前脛骨筋腱と同様に恥骨にも傷があったのです。恥骨には大腿部の内側にある内転筋群の付着部があり、内腿をしっかり使うバレエの動きでそこにも負担をかけていました。

そうなると体軸もズレやすく、足首の軸もズレる結果となり足関節や周囲の筋肉や腱に過度なストレスがかかるようになります。その状態で使っていたので傷も入りやすいし、繰り返される負荷で回復を妨げていたのかもしれません。

〜それにしても回復力がいまひとつ…

こういうケースですと、5日前に突如として傷が入った訳ではなく、その前から徐々に痛みを引き起こす方向に向かっていたと考えられます。つまり修復するための回復力が落ちていたのでしょう。患部の血液循環がどうも悪いのです。彼女にストレスがないか尋ねると、「あります…」と返事がありました。

何ヶ月もの間、人間関係の悩みがあり現在も続いていると言います。ストレスが長期的になるとホルモンバランスが崩れて血液循環に問題を起こすことがあります。本来ならば治っていく症状でも、酸素と栄養が届きづらいと治りは遅くなってしまいます。

ストレスが引き起こす症状は様々ですが、治癒力がうまく発動せず、今回のように傷という前提があって、その部分でストレスへの耐性が下がっていることを伝えてくるケースは良くあります。

原因不明の場合、ストレスの関与はかなり多いです。

〜回復力を高める

優しい手技で回復を促すようにし、過度に緊張している箇所を緩めるように施術しました。歩いてもらうと、痛みなく通常の歩行ができるようになっていて、バレエの動きをしても痛みも出ずにこなせるようになりました。

これでバレエも再開できる!と喜んでいました☺️

原因不明の症状は多いです。特に首や腰、骨盤で訴える傾向にあります。痛みが出てきた時は体が何かしら教えてきているタイミングです。本人に気づいて欲しいと体から伝えてきます。

その訴えを聞き取り、解決していくことが私の役目です。痛みを放置せず、早めに対処されることをおすすめします。一人で考えるのではなく、私にお話をしにいらしてください😌

足首の痛み、スポーツによる痛みのトラブルでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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