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自力で腹筋運動ができない40代女性〜体の軸ズレと大腰筋の代謝を改善

みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。

今回は、自力で腹筋運動ができない40代女性への施術をご紹介します。

ある日「腹筋ができない」とご相談

彼女は長年、『腰椎すべり症』で腰痛を患っていました。どんな時も腰が気になり、動くにも腰痛が出てしまい、その恐怖に怯えながら生活をしていたのです。当研究所へ訪れたことで腰痛は解消され、姿勢改善・腰痛再発防止のためにピラティスを始めたのです。細かい筋肉の使い方を学び、インナーマッスルを強化していく中で、少しずつ腰痛への恐怖感も薄れてきました。ある日、彼女から相談を受けました。

「先生、腹筋ができないのです。周りのみんなは軽々と起き上がって寝転ぶのに、私は少し上がるだけ… 補助してもらわないと起き上がれないのです。」

彼女の眼には、できるようになりたい!という闘志が見て取れます。私は、「できるようにしよう!」と伝えました。

頭を持ち上げることはできるが…補助なしでは不可能

実際に腹筋運動をしてもらうと頭は持ち上げられるのですが、そこから起き上がるまでは自力では不可能で、補助をしてやっと起き上がれる程度です。また、戻る時もぎこちなく、痛みへの恐れからか、かばうような動きが入ります。単に腹筋力が無いだけではないように感じます。

コツさえ掴めばできるのでは?と方法をお伝えして、再度チャレンジしてもらいました。少しは上がるようになりましたが、起き上がれるまではいかず、戻す時も途中から力なく倒れてしまいました。では、一体何が彼女の腹筋運動を困難にさせているのでしょうか?

十二指腸と延髄に重力に対する軸のズレがあった!

調べたところ、十二指腸と延髄に重力に対する軸のズレがあるとわかりました。この重力軸のズレですが、「なんとなくバランスが悪いかな?」「いつも片方に偏る癖があるかな?」など、変化に気付くことはあるかもしれませんが、なかなか気付きづらいです。

重力は地球の中心に向かって働く力です。体の全ての部位がその中心に向かっている状態が正常です。しかし、一箇所が僅かに外れた方向に重力の中心があるととどうでしょう?みんな同じ方向に向かっているのに、1人だけ違う方向に行ってしまっているようなものです。それは違和感がありますよね。彼女の場合、筋力低下や骨、関節のトラブルではなく、十二指腸・延髄に問題がありました。

もう一つあった!大腰筋の代謝トラブル

更に原因はないか調べると、左大腰筋にエネルギー代謝トラブルがありました。運動時に使われるエネルギーが上手く発動しないため、大腰筋に上手に力が入らなくなっていました。腹筋と言っても、お腹の筋肉だけ使うのではありません。全身を使うことによって腹筋運動ができるため、上手く力が入らないところがあれば運動の妨げとなります。

施術後に腹筋運動に再チャレンジ!

優しい手技で、軸の調整と筋のエネルギー代謝を修正しました。もう一度チャレンジしてみましょう!という私の合図で腹筋運動をすると…

「やったー!できた!起き上がれた!」

綺麗に起き上がったのです。続けて戻る動作をしていただきましたが、こちらもスムーズにできました。一連の動作ができたのです!顔を赤らめてとても嬉しそうな表情をされて、両手でハイタッチ!できない事ができた瞬間の喜びはたまらないですね。

少しのコツでできるようになることも沢山ありますが、体内のトラブルで運動に制限が出てしまうこともあります。パフォーマンスを上げたい方は、そこへの視点もっていただくと、新たな気付きから不可能が可能に繋がっていきます。

運動のパフォーマンスを上げたい方は、お気軽にご相談下さい。

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