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再発した喘息に悩む50代女性〜原因は深い悲しみ

みなさん、こんばんは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。

今回は代表的な呼吸器疾患である喘息でお悩みの女性への施術をご紹介します。

彼女は幼少期から喘息持ちで20代前半に悪化してしまいました。その後出産を期に症状が治ったのですが、10年前にあることがきっかけで再発。それから症状が出たり治ったりと病院へ定期的に通いながら薬を服用して現在も喘息と付き合っています。

ここ数年、喘息により息を吐くことが上手くできないそうで、肺活量も60代以上の数値ということですから肺にかかっている負担の大きさを知らされます。

大人になってから発症する喘息は大変だという話を聞きます。確かに、場合によっては死に至るケースもあり、気が気ではありません。

小児から大人まで喘息の施術にあたることは多くあります。どの年齢にせよ苦しく、辛いことには間違いありません。かくいう私も小さい頃に喘息の症状はありました。ですからその辛さはよくわかります。大学生になった頃からその症状は治り、現在も症状なく過ごしています。

喘息には様々な原因がありますが、私の施術経験上共通して言えるのが、肺の神経が上手く機能していないことにあります。

今の時期、呼吸に基礎疾患があるとなると心配も増えて落ち着いた気持ちではいられないでしょう。

彼女の場合、何が原因だったのでしょうか?

〜二度にわたる家族の死

私が問診を進めていくと、突然声を上げて泣き出したのです。辛い出来事を思い出して涙が堰を切ったように溢れてきました。

お子様が6歳の時に癌でこの世を去るという経験をされました。身を切り裂かれる思いだったことでしょう。彼女の語る言葉一つ一つが私の胸を締め付けます。

そして…

彼女を支え続けてきたご主人が10年前に他界されたのです。心の支えである人の死を経験することはどんなに辛いことか…

二度に渡る大切な家族の死により深い悲しみに打ちひしがれ、大きく体に負担をかけていきました。家族の死はストレスレベルでも最上位に位置します。心身ともに疲弊し、そこからの回復には時間を要します。

深い悲しみが彼女の肺に負担をかけました。東洋医学に五行という考え方があります。「木・火・土・金・水」とこの世界を5つの要素に分類し、あらゆる事象をこの5つに当てはめて見るものです。

「怒ると肝臓に悪いよ!」というフレーズを聞いたことがあるでしょう。感情と臓器もこの五行で見ていくと関連性があります。

肺は悲しみなのです。

〜呼吸器全般に悲しみの感情がありました。

呼吸に関する器官は肺が代表的ですが、その肺を動かすために働く仕組みがあります。その中に呼吸中枢と言われる神経部位があり、延髄に存在します。ここに悲しみという感情エネルギーが入っていました。

中枢と言うくらいですから、呼吸を統括している最高責任者のような存在です。大元が感情エネルギーで上手く機能していないので、その指示を待つ各器官はその役目を果たしづらくなります。

呼吸器と限らず、機能の乱れが私たちの体を蝕んできます。いずれ病となって体に異変を知らせるまでになってしまうのです。

今回、肺の機能に関連する神経を起こす施術をしました。その直後から呼吸がしやすくなりスッキリした!と喜んでおられました。

〜一通のメール

施術して3週間後に彼女からメールが届きました。

“昨日内科を受診し、いつもの検査をしたところ、肺活量が回復していました。年相応らしいです。これまで60歳以上と言われていたのです。先生のおかげです。ありがとうございます!”

嬉しかった。本当に嬉しかった。回復に向かい元気になっていくみなさんの姿を見ると幸せな気持ちでいっぱいになります☺️

今回の施術で、彼女の記憶から全ての悲しみが取れた訳ではありません。当然その出来事は一生記憶に残ります。

ただ、自分の体がコントロールし切れないほどの感情エネルギーを宿してしまうと体を痛めてしまいます。それを和らげるお手伝い(施術)をしたとご理解いただけると良いかもしれません。

大なり小なり人生には様々な出来事が起こります。その時に抱く感情の強さも人それぞれですし、受け止め方でも体にかかる負担の大きさは違ってきます。

原因がよくわからない症状に、メンタルストレスが大きく関与しているケースはたくさん見られます。こりや痛みの施術だけでなく、自分が気づかなかった心の痛みも施術で和らげることもあります。私はカウンセラーではありませんが、

みなさまが訴える体の声に耳を傾けて、どのように解決していくかを体からアプローチする。そして共に歩を進めて健康になっていただく。それが私のおこなう施術なのです。

呼吸器に不安のある方はお気軽にご相談ください。

※年末年始の営業のお知らせ 年内 12月30日(水)21:00まで 年始 1月5日(火)10:00からとなります😊

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