寝起きに腰が痛くてたまらない40代男性〜原因は神経・ホルモンにあり
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
朝起きた時から腰痛があり困っている40代の男性が訪れました。
とにかく朝一、起き抜けに体を動かそうとすると腰が痛くてたまらないそうです。当然着替えるにしても困難極まりなく、朝の作業は苦痛です。
活動をし始めていくと日中は痛みなく生活ができる。しかし朝起きると腰が痛いという経験をされた方もおられると思います。腰に留まらず首や肩が起床時から痛い!なんてお話もよく聞きます。
この現象、一つ理由があります。それは情報量と関係します。目覚めた瞬間からあれやってこれやってと頭は即座に働きませんし、そこまでの情報は入ってきません。
朝目覚めて先ず何をするかといったら、起き上がることが第一の動作となります。起き上がる動作のために頭が働きますから、そのための筋肉の活動に注力します。
その時に、凝り固まっていたり張っていたりするとその部分に違和感や痛みの情報が入ってくるので、寝起きから痛い!となります。
寝起きから痛みが出る場合、睡眠時にその硬さやこわばりを引き起こす何かしらの原因があると私は見ています。
さて、彼は何が原因だったのでしょうか?
〜神経が…
彼の場合、大前提として骨盤に重力に対するトラブルが発生していました。程度にもよりますが、このトラブルがあるとどんな姿勢においてもくたびれやすくなります。
その状態が長い間続いていたことで、腰椎が弱くなり、腰の神経に血液トラブルを起こしているとわかりました。
さらに、脳の視床下部(自律神経系の親玉)にも不具合が生じていて、そこから分泌されるホルモンに影響も出ています。
そうなると、寝ている間の体の修復機能も低下しやすいため、疲れが取れにくいなってしまいます。寝たのに疲れている状態です。
1日活動して疲れが溜まったり、傷付いた箇所を睡眠は修復・回復させる役目があります。良質な睡眠により、次の日も元気に活動できるようにしてくれているのです。しっかり回復すれば、目覚めはスッキリ!するはずです。
彼は神経とホルモンのトラブルにより、睡眠時の回復があまり芳しくなく、朝から腰が硬く緊張した状態になっていたのです。
〜ストレスが…
その根底に何かあるのでは?とさらに詳しく調べていくと、ありました。ストレスです。
この約10年の間、人間関係のトラブルでとても悩み、ストレスの多い日々を過ごしていたそうです。その感情が脳や脊髄に“ノイズ”として残っていました。
“ノイズ”と表現しましたが、雑音・不協和音・乱れた波動・周波数のズレとでも申しましょうか、私の感覚ではそんな感じに捉えられます。
中枢神経系に感情のストレスがあるのですから、神経バランスは乱れやすいですし、体も本調子にはなりづらいです。
前述の状態を鑑みても、ご自身ではどうにもできないもどかしさがあったことだろうと辛さが伝わってきます。
〜神経を通す
今回は不調のある箇所に対して優しい手技で機能を整え、最後に神経を通す手技をしました。
施術後はスッキリしたご様子で、顔色も良くなりました。もともと活動している日中は腰痛がないので、後日報告をしてもらうことにしました。
1週間後、寝起きの腰痛は気にならなくなり、目覚めも良くなっているとご報告を頂きました。
〜40代前半という時期
彼は40代前半なのですが、この時期は男性の厄年に当たります。私の経験ですと、この時期はホルモンバランスに乱れたが生じ、自律神経系も乱れやすいです。
中には大病をしたり、大なり小なり何かしらのトラブルに見舞われることが多いですし、その年代の方の話を聞くと不調を訴えてきます。
この時期は体と向き合い、体がどうして欲しいのか耳を傾けてあげることで上手に過ごすことができます。そこを顧みず今まで通りに過ごしてしまうと、後でしっぺ返しが来ることがありますので、変化する体と向き合う良い機会と理解することがとても大事です。
しつこい腰痛や寝起きの首肩の張りなどでお困りの方はお気軽にご相談ください。