体のあちこちに神経痛が出た60代女性〜原因は下腹部の冷え
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
今回は体のあちこちに神経痛が出て困っている60代女性への施術をご紹介します。 前回の投稿に引き続き 「下腹部の冷え」が原因による症状です。
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脚に神経痛が出たと思ったら、今度は右脇腹から鼠径部にかけて神経痛が出てきて…。脚も両側に神経痛が交互に出たり、治ったり。今度は脇腹まで神経痛が出てきたとなると困ってしまいます。動き出しが痛く、動いているとその内落ち着いて、また何かの拍子に痛み出して、いつの間にか治ってといったように断続的に繰り返して神経痛が出る方がいます。
ご本人としては、何が原因で神経痛が出ているのか予想もつきません。一箇所ならまだしも複数となるとなおさらです。既往歴や現状をお聞きして、原因を調べてみました。
骨盤内臓器が冷えていた!
骨盤内にはたくさんの臓器が存在します。女性であれば、大腸、小腸、膀胱、子宮、卵巣があります。寒さの影響でこれらの臓器に冷えが入り、循環が悪くなっていました。臓器の状況が神経を介して脳に伝達され、適切に活動できるように脳から命令が来るのですが、どうもうまくいっていないようです。
そうなると、その臓器を支配している神経が「冷えて調子が悪いよ!」と痛みで伝えてくることがあります。その電気信号が他の神経まで影響を及ぼし、それに関連する別の場所に痛みを引き起こす現象があるのです。
彼女曰く、
「そんなに寒さを感じないのだけれど…。」
表面的には温かく感じることはあっても、中の冷えに気付いていない方が実は多いです。温かい物を飲むとホッとしたりすることはありませんか?そんな時は内臓が冷えていて、暖を取りたい状態になっています。表面的な温かさやなんとなく喉越しで冷たい物を飲んでしまうと、内臓はますます冷えてしまいます。この時期、裸でいきなり冷水を浴びたらヒャツ!となりますよね。内臓も一緒です。
手技で骨盤内の温度を上げる
起通解流整体で骨盤内の神経を通し、血流を上げました。施術後は体の中がポカポカしていて、神経痛もないと仰っていました。下腹部の内臓が冷えている時、大腿前面が冷んやりしている感覚があります。手のひらを当てて、大腿前面を温かくなるまでゆっくりさするように指導しました。そこが冷たく感じる方は、座っている時にいつでも出来るのでオススメです!
神経痛や冷え症でお悩みの方はお気軽にご相談ください。