膝から下の浮腫みにお悩みの60代女性〜手技により呼吸に関する神経を改善
今年の春から膝から下が不定期に浮腫んでしまうとお悩みの60代女性への施術をご紹介します。
女性の相談に足の浮腫みはかなり多いです。
- くるぶしが見えないくらい浮腫んで嫌
- 足の甲がパンパンに膨らみ靴が履きづらい
- 像のような脚になってつらい
浮腫みの表現は様々ですし、状態も押すと凹む、皮膚に光沢が出るほど浮腫んでいる、足首だけが浮腫みなどいろいろあります。彼女は膵臓に問題を抱えており、糖尿病予備軍であるため、糖尿病の影響では?とかなり心配のご様子でした。確かにその可能性も否定はできませんが、一体何が浮腫みを引き起こしているのでしょうか?腎臓や心臓の問題を疑ったのですが、どうも違うようです。呼吸に鍵がありました。
呼吸と浮腫みは関連性があります
私たちは生きている間、呼吸運動をずっと繰り返します。息を吸うと胸やお腹が膨らみ、吐くと縮んでいきます。これは呼吸運動が比較的わかりやすいです。見てわかる、動きでわかる範囲だけではなく、呼吸の動きは全身に波及しているのです。感覚が鋭くなってくると、足先まで呼吸と共に動くのがわかります。つまり各所が呼吸の動きに柔軟に対応しているのです。
また、呼吸は外呼吸と内呼吸と二つあり、いわゆる鼻や口を使って行う呼吸が外呼吸。一方細胞内で酸素と二酸化炭素のガス交換をするのが内呼吸。この時、どちらも上手にガス交換できていれば良いのですが、部分的にガス交換がうまくいっていない箇所が存在したりします。
彼女の場合、右鼠径リンパ節・延髄・右尿管のガス交換がうまくいっていなかったのです。つまり活動レベルが落ちた状態です。リンパの流れが悪くなり、延髄は呼吸中枢があるので呼吸運動に大きく影響し、尿管は水分の排泄に関与してきます。ガス交換がうまくいかないために水の巡りが悪くなってしまったのです。
腰と骨盤内の神経に菌の影響あり
以前にも別のケースで書きましたが、腰と骨盤内の神経に歯の菌の影響があるようです。ここの神経は脚(足)を支配しているので、その機能が低下すれば循環にも影響を与えてきます。循環が悪くなれば水も溜まりやすくなります。
手技によるアプローチで呼吸に関する神経を改善
呼吸に関する神経を手技でアプローチして、循環を促すエクササイズをして施術は終了です。気持ち良く浮腫みが全くなくなることはありませんでしたが、足の甲の見えなかった筋が見えるようになりました。
「ずいぶん脚が軽くなったわ。浮腫んだ感じもだいぶ取れました。」
施術前より脚がほっそりしていました。そして2日後にメッセージを頂きました。
「お陰様で、右足の浮腫は少しずつ良くなり、足の甲は血管がわかるようになってきました。足首はまだ浮腫んでおりますが、施術前に比べて回復してます。」
浮腫みと呼吸。一見関係ないように思われますが、実は大きく関係しているのです。浮腫みがあるな〜と思ったら深呼吸をしてみてくださいね。
足の浮腫み、ケガの後の浮腫、手足の冷えでお悩みの方はお気軽にご相談ください。