産後に腰痛を発症した30代女性〜骨盤の全体の機能改善とホルモンバランスを調整
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
今回は産後に腰痛を発症された30代女性のお話です。
「3〜4日前に腰痛が出て、動く時にとても痛いです。」
育児はとても大変です。昼夜問わず赤ちゃんのお世話をするわけですから、自分がいつ休めているのかわからないくらいです。それでも体は維持できるように女性の体はできています。女性の持つポテンシャルの高さに感心いたします。
彼女は初めての腰痛経験でしたので、さぞ不安だったと思います。一度でも経験があると対応の仕方や回復過程がわかるのですが、初めてですとさっぱり見当がつきませんよね。
楽な姿勢があるかで腰痛に大きな差がある
腰痛の方にいつもこの質問をします。
「楽な姿勢はありますか?」
彼女は「長い時間座っていなければ腰痛は楽になります」と仰っていました。実は、楽な姿勢があるかで腰痛に大きな差があるのです。運動検査をすると、立ち上がり、起き上がり、曲げ伸ばし、どの動きをしても痛みが伴います。これは辛いです。
3ヶ月前に出産したばかりで、お子様を抱き上げる、オムツを替える、授乳するなど腰に負担がかかる動作が多いのはもちろん、出産の影響から回復途中であるため腰や骨盤は不安定な状態です。この腰痛は何が原因なのでしょうか?
原因は左卵巣に!仙骨の動きのトラブルや左大腰筋の傷も判明
続けて脚の筋力テストをすると、左脚の力が入りにくい状態になっていました。筋力バランスに差が生じている場合、どこかに必ず過度の負担がかかってきます。その原因が左卵巣にありました。循環が良くない状況で、左脚の筋力を低下させて体が訴えてきたのです。
さらに原因がないか調べると、仙骨の動きのトラブル、左大腰筋(お腹から骨盤にかけてある筋肉)に傷が入っていました。大腰筋がトラブルを起こすと腰の曲げ伸ばしに大きく影響してきます。
骨盤全体にアプローチして機能改善
上記の原因を取るべく、優しい手技で骨盤の全体の機能を上げました。その後に左脚の筋力をチェックしたら、しっかり力が入るようになっていました。筋肉の問題もあったので、運動機能をあげるエクササイズをし、産後のホルモンバランスの調整をして施術は終了です。痛みは違和感程度に変わり、動作もスムーズになっていました。
抱っこが不安と仰っていたので、今回の腰痛は回復のためにセルフケアがとても大切であることを伝えてそれをしっかり理解して頂きました。体の使い方がわかったようで、自信を取り戻した表情に変化していました。
産後の腰痛、骨盤の痛み、手首の腱鞘炎、肩こりなど、育児中のママさんをサポートしておりますのでお気軽にご相談ください。