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野球で足の甲が痛い(20代男性)~長趾伸筋腱の炎症が原因

みなさんこんにちは。今日は陽射しもありますが湿度が低く心地良いですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。今日は足の甲が痛いと来院してきた患者さんについて紹介します。来院時の情報は以下のとおりです。

来院時の症状

・平日はデスクワーク、週一回で草野球をやっている
・足の甲の一番高い所が痛い
・野球の練習開始後30分くらいから痛み出す
・練習後2日くらいまで痛みが続くが、その後は痛みを感じない
・練習前後のストレッチを以前は行っていなかったが、今はやっている
・平日は仕事が忙しくてストレッチは出来ていない
・夜はシャワーのみ

痛みの原因について

足の甲の痛みの原因は主に3つ考えられます。

①疲労骨折

・スポーツなどでの過度な負荷が継続的にかかった場合に起こる骨折
・疲労骨折のためポキッなどのいわゆる骨折した感覚は無い
・足の甲の真ん中あたりに痛みが出る
・患部の腫れは少し出てくる程度
・レントゲンでもわからない場合もある
・立っている姿勢では痛くないが、歩くと痛い

②足根骨捻挫

・足の指と根元の小さな骨の間の関節が捻挫している状態
・ジャンプの着地のようにつま先立ちでの姿勢に過度な負荷がかかったりなど、指を反らせた状態で地面から強い衝撃を受けた際に受傷しやすい
・安静時には痛みが無いが歩行時や運動時に痛みがでる

ファイル 2016-06-01 12 30 56

③長趾伸筋腱・前脛骨筋の腱鞘炎

・合わない靴を履いて長距離歩いたり、靴ひもを強く結んで歩いていると痛みが出てくる
・間違ったフォームでプレーし続けた際も痛みが出てくることがある
・原因の筋肉によって痛む場所が異なる
・足の甲の一番高い所に痛みが出やすい

ファイル 2016-06-01 12 30 38

診断結果は「長趾伸筋腱の炎症」

今回の患者さんは症状や痛みの場所から長趾伸筋腱の炎症だと思われます。この方の場合は初診時に少し熱感があったのでまずはアイシングをします。その後超音波等の物理療法で患部の炎症を抑え硬くなっている筋肉をほぐしました。指導としては脛の部分のストレッチとお風呂で脛を揉む事、練習後はアイシングを行う事をお伝えしました。

今回ご紹介した足の甲の痛みの対処法

足の甲が痛いと言っても原因は様々なのでその場で施術方法は異なってきます。ですが今回紹介した3つに共通して言える対処法があります。それは足を休める事です。足は生活するうえでどうしても使ってしまう部位なので、お風呂に入った際はケアをしてあげて疲労を溜めないようにするのが一番です。

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