歩く時、膝のお皿の下が痛い!20代女性〜原因は骨の傷
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
今回は膝でもお皿に関する痛みの症例をお伝えします。
「先生!左膝のお皿の下が痛くて、歩く時に脚を引きずる状態です…辛くて辛くて…」
眉間に皺を寄せながら悲痛の面持ちで訴えてきました。話を聞くと、10日前ほどから急に痛み出し、寝起きは楽になるけれども、時間が経つにつれて痛みが増して歩行困難になるとのこと。
運動検査をしてみると、寝た状態での曲げ伸ばしは痛みは出ないのですが、体重をかけるとたちまち痛みが出ます。時間と共に痛みが増してくるケースはよくありますし、また姿勢によって痛みが出たり出なかったりというケースもよくあります。 経験のある方も多いのでは?
原因は脛骨の傷だった⁈
詳しく調べていくと、約2週間前に荷物の上げ下ろしをしたそうです。その繰り返しの作業で、膝蓋腱の付着部である脛骨粗面に傷が入ってしまったのです。それだけではなく、左の第12肋骨にも傷が入っていました。
ご本人に「腰の上の方も痛くなかった?」と尋ねると、「そういえば痛みと言うか違和感がありました!」
どうやらそれだけではなさそうだと思い、さらに深く調べていくと、約2週間前にかなり怒りを感じる出来事があり、それが左卵巣に負担をかけていると判明。その影響で左骨盤の動きにロックがかかっていたのです。するとこんな言葉が。
「先生、生理が遅れています…」
そうなっても仕方がない骨盤の状態ですし、膝の動きにも関連してきます。いくつもの要因が重なり、最終的に膝に強い痛みを出して、体の辛さをご自身の体がお知らせしてきたのです!
骨盤を調整して痛みが消失
軽いタッチの施術でメンタルストレスをケアし、骨盤の動きを正常に戻しました。その後歩いていただき、「あれ?痛くない!」と安心されたようで、表情が柔らかくなっていました。嬉しいですね。
痛みの原因は一つとは限りません。複数の要因が複雑に絡み合って出てくる症状もあります。本当の原因がわかった時、体は素直に反応してくれます。体の回復力の素晴らしさをいつも目の当たりにしています。私たちの持つ体の回復力に感謝の気持ちを持つことが大切ですね。
今回の女性のように、膝の痛みと月経不順といったような複数の症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。お力になれると思います。