ゴルフ肘について~フォーム改善のための体幹トレーニング ストレッチ法を紹介
皆さんこんにちは。
記録的な大寒波の襲来で一気に寒くなりましたね。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日はゴルフ肘についてのお話です。
ゴルフ肘とは
前腕(手首から肘)部分の筋肉、特に指を曲げたり手首を曲げるときに硬くなる筋肉が硬くなりすぎて肘の内側に痛みが出る症状です。
最初のうちは日常生活では問題ないが、ゴルフをすると肘が痛むという感じですが、症状が悪化してくると買い袋を持っただけで痛みが出てくるようになります。
原因
・間違ったフォームでのスイング
間違ったフォームとは体重の乗せ方が間違っている、脇を広げすぎている、脇をしめすぎているなどもありますが、肘や手に力が入りすぎてしまうのもゴルフ肘の原因となります。
また、体幹の筋力が足りなくて手打ちになってしまうのもゴルフ肘の原因です。
・ダフる
練習時のマットにクラブを打ち付けてしまうのも肘にはかなり負担がかかります。
・練習のしすぎ
練習のしすぎがゴルフ肘の原因になってしまうとプロの選手はゴルフ肘になってしまうのかということになってしまいそうですが、答えはNOです。
プロの選手と週末ゴルファーの違いはゴルフ以外での体幹トレーニングやストレッチなどのケアの量・質です。
このトレーニングやストレッチによって、練習量が多くなっても筋疲労がしっかりと解消され、ケガをしない体ができているのです。
体幹の筋力が不足していたり、ストレッチが足りず筋肉が硬いまま無理に練習を続けているとフォームが崩れ様々なケガにつながります。
・グリップの劣化
意外と見落としがちですがグリップが劣化してくるとスイングの際に手に余計な力が入ってしまい、結果として肘に負担がかかってきます。
ゴルフ肘になってしまった場合はまずは安静です。
オーバーユーズによる痛みなので安静にしていれば痛みは多少落ち着きます。
安静と同時に大切なのがストレッチです。
肘をぴんと伸ばした状態で手首・指をそらしていきます。
反対の手を使ってそらしていきます。
手は細やかな運動をするため小さな筋肉がたくさんついていますので、指を伸ばすときは1本1本丁寧に伸ばしましょう。
また、ケガをしないための体幹トレーニングは基礎から行います。
いきなり難しいものから始めても逆にケガをしてしまうことがありますので、地味ですが基礎から始めましょう。
基礎的な体幹トレーニングは以前のブログで紹介していますので下記を参照してください。
体幹トレーニングその2
当院ではゴルフ肘でお悩みのかたに対し全身からアプローチをしていきます。
原因が肘だけでなく体の使い方である場合は、背中や股関節などほかの部位からアプローチすることでフォームの改善につながります。
最近肘が痛むとお悩みの方は一度ご相談ください。