梅雨時期の不調とは?~梅雨だるの症状・原因~
先日から関東甲信越地方が梅雨入りしましたが、皆さん体調はいかがでしょうか?今回はこの時期に出てくる不調「梅雨だる」についてご紹介します。
梅雨時期になると体調が悪くなる方が増え、特に女性の6割以上が不調を実感するとの調査があります。長い方になると2ヶ月間調子が上がらない事があり、その割合が3割になるとの事です。症状として下記などがあります。
- だるい(倦怠感)
- 疲労感がある又は疲れがとれない
- 気分が落ち込む(憂鬱感)
- やる気が出ない
- 古傷が痛む
- 頭痛
- 生理痛
- 腰痛
- 肩こり
- 関節痛
- 便秘や下痢
- むくみを感じる
- 睡眠をしっかりとっているのに眠い
- 風邪を引きやすい
原因その1:副交感神経が優位
梅雨の時期は低気圧配置(天気の悪い日)の日が増え、副交感神経が優位(体が休息状態)になります。運動量も減って、体が重だるくなる事や眠くなる事があります。
原因その2:ヒスタミンの分泌増
低気圧の日には「ヒスタミン」という炎症物質(発痛物質)の分泌が多くなり、「過剰反応」してアレルギー反応を起こす事や肩こり・偏頭痛などを引き起こす場合があります。また、低気圧の影響を受けて副交感神経が優位だったところにヒスタミンが交感神経を刺激する事で自律神経が混乱する原因となります。
原因その3:セロトニンが不足
雨や曇りの日が多くなると日照時間が減る事で体内のセロトニンが不足します。この影響で自律神経が乱れやすくなり心身の不調が表れ、胃腸の調子が悪くなるや頭痛、不眠症やうつなどの原因となります。
原因その4:体の冷え
朝夕や日ごとに気温の差が激しい日が多く、服装の選択を誤ると体を冷やしてしまいます。そうなると血液循環や体温、免疫機能の低下となり、風邪などを引きやすくなります。
原因その5:水分代謝の効率が悪化
湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、水分代謝の効率が悪くなります。また呼吸は息苦しくなり、酸素が体内に入りづらくなります。慢性疲労や冷え性などの原因となる事ともあります。
原因その6:ビタミンやミネラルの不足
朝食を食べないやコンビニやファストフードなど偏った食事でビタミンやミネラルの不足で疲れが出ます。環境の変化が大きい中で栄養不足により疲労回復や神経機能を正常に保てないと体への負担は計り知れません。また、そんな時に飲酒・タバコによって更に負荷をかけるとコンディション管理は大変難しくなります。
次回は梅雨だるの対処法についてお伝えします。