くしゃみがきっかけでぎっくり腰になった30代女性〜原因は胸髄の疲れ
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
異例の早さで梅雨入りしてしまい気候の乱れを感じる今日この頃。いかがお過ごしでしょうか?
今回はくしゃみをした瞬間にぎっくり腰になってしまった30代女性への施術をご紹介します。
今年2021年は春の訪れも早く、季節の変化に体を対応させるのに精一杯な感じになっていることは否めません。ましてやコロナ禍も1年以上も続いており、心身共に疲弊している人をとても多く見かけます。ダブルで体に負担をかけてきますから体もたまったものではありません。。。
現況が要因となり体の不調や痛みを訴える方が増えています。彼女もその一人。3度目の緊急事態宣言中ということもあり、当然在宅ワークがメインとなっています。昨年より出勤頻度は減り、在宅率が上がることで、運動不足になっていることは否めないと言います。
当然のごとく、運動量が減れば筋肉量も減るため、ハリやコリを感じる頻度も上がってきます。所違えど仕事量や内容は変わるわけでもなく、週5日で勤務します。筋肉が硬くなっているのですから、ちょっとしたきっかけでぎっくり腰になることもあるでしょう。
「ぎっくり腰になっちゃいました!」とご連絡をいただいたのが6日前。ひとまず遠隔施術で対応してお越しになる日までの調整をしました。ご来所した本日はかなり改善をしていましたが、上半身を右に回旋させると、左腰に痛みが出ていました。順調な回復を見せていましたが、まだ痛みが残っているため、原因を調べていきました。
〜胸髄に問題が発生
そもそも「なぜぎっくり腰になったのか?」ということです。筋肉を痛めてしまったということは想像しやすいのですが、では「なぜ筋肉を痛めるまでに至ったのか?」そこが気になります。
詳しく調べを進めると、舌・仙骨・第12胸髄に共通の問題があるとわかりました。その中でも第12胸髄が主となっています。その問題とは「仕事のストレスによる疲労」です。3回目の緊急事態宣言に入り、仕事上でストレスを感じることが多くなったそうです。その負担が3箇所を襲ったのです。
舌はストレスの影響を受けやすい場所で、発音や滑舌に関わってきます。本当はこう言いたいのに本音を言えず違った表現をして感情を抑え込む、言いたいことが上手く言えないことが多々あると、舌が硬くなってしまいます。舌が硬いと体の緊張状態が続くため、体のあちこちも硬くなってきます。首肩周りがいつも凝っている人は、ほぼ舌が硬くなっています。
仙骨と第12胸髄は、座っている姿勢の影響が大きいです。オフィスでも自宅でも座ってパソコン仕事をする時間が長いので、どうしても猫背になりがちです。仙骨は後方に倒れ、腰椎の前弯は減少し、胸腰椎移行部に負担がかかります。そこは第12胸髄とも関連する場所でもあります。その人の座り方の癖や動きのパターンで繰り返し負荷がかかっているところは疲れが出やすく、そういう場所にストレスの影響が及びやすいです。
彼女の場合、その3箇所に日ごろのストレスで疲れが溜まり、背中から腰の筋肉が緊張状態となっていたところに、くしゃみの負荷が突如かかって、その力に腰の筋肉が対応できずぎっくり腰になってしまいました。しかも6日経った今もその影響が残っていたのです。
〜ストレスを解放し骨格を調整
起通解流整体の「解」の手法を使ってストレスの影響をなくし、骨盤と脊椎の関節を整えて施術は終了です。
関連ページ:起通解流整体
姿勢が良くなり、胸も開いた状態になりました。右に回旋しても患部に痛みはなく、スッキリとした笑顔を見せてくれました。
今回、ぎっくり腰に至るまでの経緯を綴ってみました。ぎっくり腰一つ取ってみても原因はさまざまですし、一人一人の日々の過ごし方や置かれた環境、そして歴史を垣間見ることができます。初診の方でも定期的にご利用される方でも、毎回体が違うところに、施術家としての面白さと奥深さを感じています。そして施術を通じて皆様の症状が改善して笑顔を取り戻す瞬間がたまらなく嬉しいです。
ぎっくり腰でお悩みの方はお気軽にご相談ください。