寝ても寝てもダルさ取れない20代女性〜原因は自律神経の乱れ
みなさん、こんにちは!JR渋谷駅徒歩5分「こりと痛みと不調の研究所」所長のケイです。
寝ても寝てもダルさが取れずに悩む20代女性会社員のお話です。
「沢山寝てはいるのに体全体がとにかくだるいのですが、なんでしょうか?熱とかではないです。」とお話してくださいました。
最近ご相談を受けるとき、みなさん新型コロナウィルスの感染の有無を頭のどこかで考える傾向にあります。ここ3ヶ月もの間、毎日、「本日の感染者は◯人でした。」と報道で言われ続けられたら、風邪っぽい症状が出ると疑ってしまう気持ちもわかります。
彼女のように熱がないにせよ、症状の出ていない段階なのでは?と不安と恐怖が頭をよぎることもあるでしょう。
また生活環境の変化でダルさを訴える方が多いです。施術に当たっていて毎回誰かしらそう訴えてきます。
彼女のダルさはどこから来ているのでしょうか?
〜自律神経の乱れから
調べたところ、脳幹に疲れが溜まった状態で、とくに延髄に影響が出ていました。
延髄は内臓と関わる神経や首肩周りの筋肉と関わる神経があるので、体全体に不調が出やすいです。
自律神経にとって大切な役割を担う組織でありますから、ここに疲れが溜まってくると呼吸、血圧や脈拍、胃腸の機能、首や肩の筋肉等に不調が現れてきます。ダルさも延髄由来で出てくることもしばしばで彼女の原因はそこにあった訳です。
〜「沢山寝ても…」の原因は?
人間の活動において、睡眠は休息と修復の役割があることはご存知でしょう。眠っている間に体の疲れを取り、1日の活動を通じてダメージを受けた組織の修復の時間に当てられます。
いつも眠た〜い…と言う方がいますが、たいてい睡眠の質が良くないです。
彼女の場合、4月から在宅ワークになり、それ以降ほぼ自宅で過ごす日々が続いています。出勤という運動がなくなり、自宅での作業ですから、以前より自分の時間は取りやすく、会社にいる時ほど精神的負担は少ない様子。
ただ、私たちの体は、ある程度動かして欲しいと思っているので、在宅ワークですと、余程運動などしてエネルギーを使わないと、会社に行っていた頃より運動不足になります。
日中活動するから夜眠れる。このサイクルに乱れが生じると、いつも眠たい、逆に夜眠れないといった状態に陥ります。
彼女はその生活パターンで、下垂体前葉から出る成長ホルモンに乱れが生じ、寝ている間の回復作業がイマイチになっていました。
そうなると沢山寝てもダルいです。
〜自律神経の調整をしました
延髄も下垂体も脳ですので、脳の調整を行い、自律神経機能を戻すようにしました。
約2時間後に
「なんだか頭も体もスッキリしてきました‼️」
とご報告を頂きました。
セルフケアとして後頭部をシャワーで温めるようにお伝えしました。
新型コロナウィルスが本格化して約3ヶ月。精神的な疲れが出始めている方が多く、様々な症状でそのことを体は知らせてきます。
軽い症状でも後から大事にならないように予防がこれからはとても重要になります。
第二波がどうこうと耳にすることもありますが、この3ヵ月間の体の疲れを今取っておくことで健やかに乗り越えたいものです。
ダルさが取れない、睡眠障害があるなどの症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。