抱っこひもで腰痛(30代女性)~抱っこひもの使い方が原因
みなさんこんにちは。
毎週のように台風が来ていて不調を訴える方が増えていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日は腰痛のお話です。
しかし腰痛は腰痛でも抱っこひもの使用による腰痛です。
実際に来院にされた方を例に紹介していきます。
来院時の状況は以下の通りです。
・最近になって腰が痛くなってきた
・抱っこひもはベビーカーが使えない時だけ使用している
・赤ちゃんは現在4か月
・腰は曲げるのもそらすのも痛くてつらい
・普通に抱っこをする姿勢は問題なし
・抱っこひもを使用すると時間とともに腰痛が悪化する
・使用時肩紐が浮いている
以上のことより、今回の腰痛は抱っこひもの使い方が原因だと考えられます。
抱っこひものサイズが大きいと肩の部分が浮いてしまうことかあります。
その場合赤ちゃんと抱っこひもの重さをすべて腰で支えているということになります。
その重さを腰だけで支えるとなると腰への負担は相当なものになりますよね。
重さを支えるために無意識のうちに腰をそっている可能性があります。
さらに赤ちゃんが後ろに寄りかかってしまうと、より腰への負担が大きくなります。
今回の場合はまず腰の張りをとり腰回りの筋肉の再教育を行います。
重いものを持っても耐えられるように体幹の筋肉を鍛えることも大切です。
体幹のトレーニングについては以前のブログで紹介していますのでそちらをご覧ください。
次に抱っこひもの改善です。
肩紐が浮いてしまっている場合、サイズが大きすぎる可能性があります。
そんなときは、タオルを使って赤ちゃんのサイズを大きくします。
しかし赤ちゃんを包むように巻いてしまうと熱中症の危険性があるので、たたんで敷くようにしてください。
また、肩紐と方の間にもタオルを挟み、抱っこひもが体にフィットするように心がけましょう。