O脚の原因とリスク~下半身太りの原因はこれかも?
皆さんこんにちは。
急に暑くなったと思ったら今度は寒くなり忙しい天気ですね。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日はO脚についてのお話です。
O脚とは
うちくるぶし同士をくっつけたまま立った時に膝がくっつかない状態のことをいいます。
最近では、膝はくっつくが脛の部分が大きく開いているひざ下O脚というものも出てきましたね。
O脚の種類や原因は様々ですが、今回は一般的なO脚について説明しています。
まずはO脚になる原因です。
・内転筋の弱さ
内転筋とは内ももの筋肉のことを指します。
内転筋は脚を閉じる働きをしているのでこの筋肉が弱くなると膝が閉じにくくなってしまいます。
椅子に座ったときに膝が開いてしまっている人は内転筋が弱くなっているかもしれません。
内転筋は人体の構造上少し使いにくい筋肉ですので意識的に使っていかないといけません。
膝が開きがちな生活をおくっているとO脚になりやすいので注意しましょう。
また内転筋が弱っていると内ももに脂肪がつきやすくなってしまいますので、脚ヤセをしたいと考えているのならば、この内転筋のエクササイズは必須となります。
・内転筋の硬さ
内転筋が使えていないのももちろん良くないですが、硬くなりすぎているのも良くありません。
内転筋が硬くなってしまうと膝の内側を引っ張ってしまうので結果として膝が弓のようにしなりO脚になってしまいます。
・インナーマッスルの弱さ
インナーマッスルは体の中心に近い部分で働く全身を支えるための筋肉です。
この筋肉たちが弱くなってしまうとからだを支えることができなくなり安定感を保とうとして体が外の方向へと開いてしまうのです。
・骨盤のゆがみ
普段の生活で姿勢が悪かったり、足を組む癖があったりすると骨盤のゆがみにつながります。
骨盤が歪んでくるとももの骨が外側に向いてしまうので膝が外を向きO脚となります。
上記で説明しているO脚の状態でしたら骨が変形しているわけではないので、施術で矯正可能ですし、エクササイズで修正も可能です。
次にO脚の状態が続くことによって起こるリスクについて説明していきます。
・脚の血流が悪くなり冷えを起こす
O脚になると脚の血管や神経・リンパ管を圧迫し流れが悪くなります。
そうすると血流不足で冷えが生じます。
冷えは万病のもとというようにただ足が冷たいだけでなく、生理不順や肌荒れを起こす危険もあります。
・下半身が太りやすくなる
O脚の方は脚の筋肉がバランスよく使えていないので筋肉の発達にばらつきが出てしまいます。
そのばらつきによってついてしまった筋肉が脚を太く見せる要因となってしまうのです。
また上記でも説明したようにリンパの流れも悪くなるのでむくみやすくなります。
むくみが停滞してしまうと脂肪がつきやすくなってしまうので、これも下半身太りの原因となります。
・変形性膝関節症の恐れ
O脚の方の場合膝の内側に常に圧が加わっている状態ですので、その状態が長期間続くと関節にかなりの負担がかかります。
変形性膝関節症と言って膝の骨の内側がすり減ってしまうこともあるのです。
骨の変形まで行ってしまうと自然治癒は難しいので、状態によっては手術の可能性も出てきます。
O脚の方でも多くの場合は骨には異常がなく筋肉や関節を構成する軟部組織によるものがほとんどですので、症状が出てくる前に調整をすることをお勧めします。