手首の痛み~ドケルバン病の症状・原因・施術方法~
皆さんこんにちは。
雨だと思っていいたら晴れてきたり不安定なお天気が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日はドケルバン病という手首の痛みについてお話します。
病と付いていますが病気ではなく手首に痛みが出てくるものの症状の名前なのでご安心ください。
主な症状と原因は以下の通りです。
症状
・手首(親指の付け根あたり)が痛い
・腫れている
・初期では手首を動かしたり、親指を動かしたりすると痛む
・悪化してくると、安静時でも痛みが出てくる
原因
・ホルモンバランス
・スポーツでのオーバーユーズ
・フライパンなど重い物を片手でよく持つ
・パソコン作業で指をよく使う
・スマホを片手で使う など
ダンススクールのインストラクターで生徒さんの腰をホールドして指導していたら痛みが出たという例もあります。
ドケルバン病とは長母指外転筋腱、短母指伸筋腱が通る腱鞘(トンネルの様な物)が母指の使い過ぎで炎症を起こしている状態です。
腱鞘が炎症を起こすと腱鞘の内側の壁が肥厚してきます。
そうすると腱との隙間がさらに狭くなり筋肉が収縮した際の腱の滑りがさらに悪くなり痛みも強くなってきます。
ドケルバン病をチェックするものとして、フィンケルシュタインテストというものがあります。
まず、親指を隠すように拳をつくり、腕を伸ばします。
ここから手首を小指側に曲げた際、反対の手と比べて痛みが強い場合陽性となります。
応急処置としてはまずは安静とアイシングです。
ドケルバン病は使い過ぎによるものが多いので安静第一です。
当院での施術は炎症を起こしている場合はアイシングを行います。
その後患部や関連する筋肉をほぐしていきます。
痛みが強い場合は整形外科的に注射や腱鞘を広げる手術などを行います。
セルフケアとしては、使わないのが一番ですが、指や手首をよく使った時は冷やす事が大切です。
また、腕のストレッチを行い、手首への負担を減らす事も効果的です。
手首の痛みも部位や痛み方によって原因はさまざまですので、お悩みの方は一度ご相談ください。