交通事故で頚部・腰部負傷30代男性~ストレッチ・電気療法
今回は交通事故で首と腰を負傷した男性の施術内容についてご紹介します。
来院した際に伺った詳細は下記の通りです。
・先日、バイクに乗って信号待ちをしていたところ、後ろから自動車に追突された。
・衝突による損傷は加害車両の速度が落ちていた事、追突したと同時にブレーキを踏んだ事でバイクの後部破損のみで被害者への接触は無かった。
・事故以来なかなか寝付けない。
・当日は体の不調は無かったが、翌日から肩・首から腰の張り感や頭の重だるさ、立ち上がる際の腰痛が症状として現れた。
・整形外科で診察したところ、骨に異常は無いと言われた。
・しびれる感じは無い。
上記の状況を踏まえて判断すると、むち打ち損傷による頚部捻挫と腰部捻挫が考えられます。
まず初めに、一番大切なことは専門医や接骨院へ通う事です。
何故なら、症状が遅れて現れる場合があるからです。
保険会社の担当者とのやりとりや治療へ通う事など時間や手間かかりますが、自分の体の為に大変重要な事ですので、放置しないようにしましょう。
当院では最初に「痛みの除去」、次に「衰えた筋力の回復」、そして「体調管理(不調を未然に防ぐ)」という順序で回復を図ります。
これを踏まえた上で今回の症状で必要なことは強い衝撃による緊張が強かった為、強めな整体は避けてゆっくりほぐし、ストレッチを中心に体をリラックスさせるという事です。
合わせて電気治療器も使用して筋肉の緊張を取り除き、自律神経のバランスを整えるようにします。
この際に大切なことは些細な変化も施術する方へ伝えて頂きたいという事です。
なぜなら通常よりも体が敏感に反応する為、我慢すると状況が悪化する場合があるからです。
最後に交通事故など外傷全般的に言えることは、早期の対処が重要となります。
放置して数年~数十年後に症状が現れたとしても自賠責保険を使用できず、実費での施術を受けることになります。
上記の方は緊張が無くなってから深い睡眠が取れ、それからは回復が見られるようになりました。
トレーニングは状況を確認しながら、軽い運動から始めます。
今回の施術は、交通事故施術(一般施術)になり、施術費用はかかりません。
次回のブログでは体幹のトレーニングについてお伝えします。